ヨットやボートというレジャーの特性上、波をかぶることもあれば、突然の雨に見舞われることもある。どんなに水に濡れる状況であっても、船の上で安心して書けるペンがあったら・・・。
そんな思いでペンを探していたところ、三菱鉛筆の加圧ボールペン「3&bC Pt7(スリーアンドビーシー ピーティーセブン)」を発見した。
この3&bC Pt7はリフィル(替え芯)内を圧縮空気で満たしており、インクを押し出すことで逆流を防ぎ、上向きでも書けるのが特徴の油性ボールペンだ。
さらにうたい文句は「宇宙、水中、エベレスト、熱砂漠、でも描ける」。つまり、この世界のどこででも使えるということ。これぞ求めていたペンに違いない!
3&bC Pt7。軸色は左からトリイ、スミレ、ノイエグレー、キ、スミ、ミドリ。ブランド名「3&bC」のコンセプトは「とらわれない」。ペン本体の軸色もありきたりなネーミングはせず、鳥居の朱色からインスピレーションを得た「トリイ」、すみれの花びらのような淡い紫の「スミレ」とかわいい。
ブランドマークはキツネの顔に見立てたもので、そのコンセプトは「かけるばける」。「かける」は、書ける、描ける、掛ける、「ばける」は、化ける(=変化する)動物であるキツネを意味する。他ブランドとコラボレーションすることで生まれる、新たな化学(ばけがく)反応の可能性を表現した。
圧縮空気が封入されたリフィルは密閉されている。リフィルは110 円で、インク色は黒、赤、青の3色展開となっている
早速ヨットの上で、耐水紙を用いたノートにシャワーで水をかけながら3&bC Pt7を使ってみた。インクがかすれたり付かなくなったりせず、スムーズに文字を書けた。耐水紙ではないノートでも、紙が破れさえしなければ十分書くことができた。3&bC Pt7は、水辺で使うのにうってつけの心強いボールペンだ。
耐水紙ノートにシャワーで水をかけながら、3&bC Pt7を使う。なめらかな筆記でストレスがない
耐水紙ではない、よくあるノートを濡らして書いてみる。紙が破れない限り、文字は十分書ける
3&bC Pt7(スリーアンドビーシー ピーティーセブン)
■ボール径:0.7mm
■インク色:黒
■軸色:トリイ、スミレ、ノイエグレー、キ、スミ、ミドリ
■価格:660円
(文=Kazi編集部/森口史奈 写真=舵社/山岸重彦、宮崎克彦)
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