愛艇のもとに通うクルマに/BBSホイール

2021.06.30

梅雨の合間に現れた快晴の一日、鮮やかなブルーが印象的なフェラーリ・ポルトフィーノを伴って、静岡県のヤマハマリーナ沼津を訪れた。そのフェラーリが履くBBSホイールの撮影を行うためである。
取材に同行してくれたのは、モータージャーナリストの飯田裕子さん。2020年12月に刊行された『Sea Dream』31号で、「マリーナエキスプレスに本物の価値を持つホイールを」と題して、BBSホイールの魅力について、そしてボートオーナーだった父との思い出について、ステキな一文を寄稿していただいた。その第2弾として、今回はフェラーリ+BBSの取材を行ったというわけだ。

 

ホイールは、装飾的なアクセサリーパーツであると同時に、クルマ(ドライバー)と路面をつなぐ役割を持つ性能パーツでもある――と考える飯田さんは、BBSホイールの価値について、こう語る。

「一つは信頼と実績。これはフェラーリをはじめとするF1マシン、あるいはル・マン24時間レースなどに参戦しているレーシングカーの足もとを支えていることからも明らかです。もう一つは製造に関する技術。誰もがトップブランドと認めるBBSの鍛造ホイールの製造には、手間のかかる工程と職人の技が求められます」

一般的なホイールの製造方法は、溶かした金属を型に流し込んで造る鋳造。一方、鍛造は、金属を高温高圧で数回に分けてプレスする方法で、工程は増えるがより強く軽量なホイールを造ることができる。美しさと逞しさを兼ね備えたBBSホイールは、この優れた鍛造技術によって生み出されているのだ。

 

フェラーリ・ポルトフィーノに装着されていたBBSは、超軽量モデルの「RI-D」だった。素材は航空機などにも使われている超超ジュラルミン。BBSが世界に先駆けてホイールに採用した合金で、高い強度と耐性を持つため、肉厚を薄くした極めて軽いホイールを実現している。

「超超ジュラルミンはアルミより固いため、より長い製造時間が必要です。さらに塗装前の仕上げは職人が行っています。この素材、潮風にも強いそうですよ」

と、ボート&ヨットのオーナーには見逃せないひと言も。

 

飯田さんには、このほかにもBBSホイールが持つ官能的な質感や、ステアリングホイールから伝わるドライブフィーリングなどについて語っていただいたが、そのあたりのお話は、7月下旬発売予定の『Sea Dream』32号に掲載される飯田さんご自身の原稿によってお伝えしたい。

 

飯田さんの原稿にある“マリーナエキスプレス”という言葉は、すなわち愛艇のもとへ通うクルマのこと。フネとクルマ、両方の乗り物を愛する人にとっては、欠かせない存在である。そんな愛車の足もとをカスタマイズするのであれば、BBSのホイールが選択肢の上位に入ってくるのは間違いないだろう。

 

 

(文=舵オンライン編集部 写真=村西一海 協力=ヤマハマリーナ沼津)

 

●BBS「RI-D」
超超ジュラルミン鍛造1ピースモデル
カラー:ダイヤモンドシルバー、ダイヤモンドブラック、マットブラック
詳細はコチラ

 

(問い合わせ)
BBSジャパン
TEL:03-6402-4090
https://bbs-japan.co.jp/

 


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