昨年、名称を「日本セーフティカヌーイング協会」から「日本セーフティパドリング協会」(略称JSPA:ジェイ・エス・ピー・エー)に変更した同協会は、現在パドリング技術と安全管理を熟知する会員が500名以上在籍し、50を超える公認スクールを有する業界団体。
パドルスポーツのインストラクター/ガイドの検定制度と公認スクール制度を設け、指導者の育成なども手がけるそのJSPAが、群馬県・八ツ場あがつま湖にて、6月24日~25日の日程でパドルスポーツ愛好家へ向けたイベント「パドルスポーツ セーフティーミーティング2023」を開催する。
(文=CANOE WORLD編集部/星野 淳 写真提供=JSPA)
今回の「パドルスポーツ セーフティーミーティング2023」では、パドルスポーツを楽しむすべての人が対象。おもに安全に関する講習会や指導者の検定会、アウトドア活動における環境保全ワークショップなどの開催が予定されている。
これまでJSPAでは、近年普及してきたカヤックフィッシングやSUP、パックラフトなど、新しいジャンルのパドルスポーツについても積極的に講習会や体験会などを実施してきた。
一方で、その手軽さによる急速なパドリング人口拡大ゆえに、残念ながら事故が目立つようになっている現実もある。
こうした経緯もあり、この「パドルスポーツ セーフティーミーティング2023」では、SUP、フォールディングカヤック、レクリエーショナルカヤック(パックラフトを含む)、リバーカヤック、シーカヤック、カナディアンカヌーなど、すべての艇種を対象にしているのが特徴となっている。
こうしたイベントは、安全管理に今一度目を向けるいいチャンスでもある。これを機に、ぜひ参加してみてはいかがだろうか。
なお、プログラムの詳細などは下記を参照のこと。
日程:2023年6月24日(土)〜25日(日)
開催場所:八ッ場あがつま湖 周辺施設(八ッ場林ふるさと公園、川原湯温泉あそびの基地NOA、川原湯温泉駅キャンプ場)
主催:一般社団法人日本セーフティパドリング協会
後援:群馬県長野原町、群馬県、国土交通省関東地方整備局利根川ダム統合管理事務所
[開催プログラム]
・SRP講習(セーフティ&レスキュー プログラム)
※カヌー、カヤック、SUPなどのパドルスポーツに特化した安全管理とレスキュー技術を、協会発行のテキストを用いながら座学と水上実技の2部構成で行う1日のプログラム。
日程:6月24日(土)、25日(日)の両日開催
対象:すでにパドリングスポーツを楽しまれている方
料金: 6,600円
定員:両日それぞれ10名
開催場所:パドル屋艇庫、八ッ場林ふるさと公園及び公園周辺の湖上
・SUP ベーシックインストラクター検定会
※JSPAのSUPベーシックインストラクターになるための検定会。
日程:6月24日(土)~25日(日)の2日間通しての検定
対象:2023年4月1日現在、18歳以上の方
検定料金:30,000円、別途テキスト(検定本 2,750円、SRP本 2,750円)
定員:6名
開催場所(知識課程):川原湯温泉あそびの基地NOA
開催場所(技術課程):八ッ場林ふるさと公園及び公園周辺の湖上
・Leave No Trace アウェアネスワークショップ
※環境に与えるインパクトを最小限にして、アウトドアを楽しむための環境倫理プログラム。子どもから大人まで、アウトドアを楽しむすべての人が対象。
日程:6月24日(土)午後1コマ、25日(日)午前1コマ
対象:11歳以上、パドルスポーツ経験問わず、どなたでも参加可能
料金:3,300円
定員:両日それぞれ定員10名
開催場所:川原湯温泉駅キャンプ場
・パドリング技術講習
※JSPAの公認のインストラクターがSUP/カヤック/カヌーを的確に操作する漕艇技術をお伝えします。SUP、フォールディングカヤック、レクリエーショナルカヤック(パックラフトを含む)、リバーカヤック、シーカヤック、カナディアンカヌーなどすべての艇種が対象です。
日程:6月24日(土)、25日(日)の両日開催
対象:すでにパドリングスポーツを楽しまれている方
料金:3,300円
定員:両日、1コマそれぞれ20名
開催場所:八ッ場林ふるさと公園及び公園周辺の湖上
(問)一般社団法人 日本セーフティパドリング協会
https://japan-safe-paddling.org/contact/
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