海と共に日本人の心に残る原風景の一つである灯台。
現代日本文学の世界で活躍する6 人の作家が全国各地の灯台を訪ね、歴史的・文化的・地域的な価値を文学的な視点でつづった紀行集『灯台を読む』が発売された。
作家の旅に同行したカメラマンによる撮りおろし写真も多数収録され、視覚的にも楽しめる一冊だ。
「日本の近代灯台の父・英国人技師ブラントンとは何者か」「エルトゥールル号遭難事件から今もつながり続けるトルコとの縁」「ロシア遣日使節が越冬した根室のサウナが現代にも!?」……などなど、そのテーマも興味深いものばかり。
冬の夜、海に想いを馳せながら、ページをめくってみてはいかが?
『灯台を読む』
■著者:安部龍太郎/門井慶喜/阿部智里/澤田瞳子/川越宗一/永井紗耶子
■判型:四六判
■ページ数:256ページ
■定価:1,760円
■ISBN:978-4163919034
■目次
門井慶喜×瀬戸内海:
鍋島灯台(香川県)
美保関灯台(島根県)
出雲日御碕灯台(島根県)
澤田瞳子×高知県
高知灯台(高知県)
室戸岬灯台(高知県)
足摺岬灯台(高知県)
阿部智里×紀伊半島
潮岬灯台(和歌山県)
樫野埼灯台(和歌山県)
安乗埼灯台(三重県)
川越宗一×北海道
神威岬灯台(北海道)
鷗島灯台(北海道)
恵山岬灯台(北海道)
永井紗耶子×静岡県
清水灯台(静岡県)
御前埼灯台(静岡県)
掛塚灯台(静岡県)
安部龍太郎×能登半島
能登観音埼灯台(石川県)
禄剛埼灯台(石川県)
生地鼻灯台(富山県)
立石岬灯台(福井県)
(問)
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(文=BoatCLUB編集部 写真提供=海と日本プロジェクト)