
今年も暑い夏がやって来る。夏だ!海だ!ボート&ヨットだ!というわけにはいかないのが、昨今の夏。海で遊ぶにも足が遠のいてしまうような危険な暑さが待っている。
そこで今こそ注目したいのが、マリンエアコン。最近はボート&ヨット向けの製品もさまざまなタイプが登場し、遊び方や自艇のサイズ・電気環境に応じて、いろいろなエアコンが選べるようになっている。
そんなユーザーにぜひおすすめしたいアイテムを、じっくりと紹介していくことにしよう。
(文=安藤 健/舵社 写真提供=OUTBREAK)
こだわりのハイスペック
DC12ボルトバッテリーだけで動くマリンエアコン「マブル(Mabru)」。SC12DCは、12,000BTU/hという高い冷房能力を持ちながら、消費電力は22~44アンペアと省エネ設計。発電機がなくても稼働するので、停泊中でも静かで快適な船内空間を実現してくれる。
マブルは1999年にフロリダで創業したメーカーで、現社長のニコラス・マブル自身が熱心なボーターであるため、実際に製品を船上で使いながら改良していく「リビング・ザ・ブランド」を信念としている。ABYC(米国ボート& ヨット協議会)とNMEA(米国海洋電子機器協会)の認証を取得しており、製品の性能もお墨付きだ。
コンデンサーコイルは、70/30銅ニッケル合金を使用。90/10合金を使っている他社製品の耐用年数が10年という中で、耐用年数20 年というタフな造りを誇っている。銅フィン採用の大型エバポレーターが、熱交換効率のアップと海洋環境での長寿命を実現。冷媒の流れを最適化する太めのチューブ、ステンレス製のドレンパン、高静圧対応ボールベアリングを採用するなど、高性能化に徹底してこだわっている。
自社施設で製品テストを実施し、厳格な品質基準を満たしたものだけを出荷。その製品は、アクソパーやサックスドール、ナバンといった有名ビルダーの艇にも採用されている。
リモート電装ボックスは、取り付けやすさやメンテナンス性に配慮したもの。本体各部は、海洋という使用環境を想定し、耐久性の高い部材をセレクトしている。
リモコン(操作部)はタッチパネル式になっていて、直感的な操作を実現している。
トータルでシステムを構築
国内総輸入元のOUTBREAKでは、自社ブランドのLiFePO4(リン酸鉄)リチウムイオンバッテリー「エルデンチ」を展開中。マブルエアコンの導入の際には、より高いパフォーマンスを発揮させるために、このバッテリーを含めたシステムを提案している。
エルデンチは、軽量、長寿命、安定の動作といった特長があり、保証期間は5年間。JCI船検対応のLD12320MBT(容量:12ボルト320Ah:エルデンチは全モデルがJCI船検対応)と組み合わせた際の冷房時の消費電力を平均30アンペアとすると、マブルエアコン1台を約8.5時間連続で使用することが可能だ。
エルデンチを2台、3台と、並列接続すれば、容量を増やすこともできる。走行充電器を使うことで、ボートを走らせながらの充電も可能だ。なおマブル製品は、12,000BTU/hのほか、7,000BTU/h、5,000BTU/hをラインアップしている。
「マブルエアコン+エルデンチ+ 走行充電器」というトータルのシステムで、暑い夏を快適に乗り切っていただきたい。

マブル「SC12DC」
●冷房能力:12,000BTU/h(約3.52kW)
●暖房能力:12,300BTU/h(約3.60kW)
●電源:DC12V
●消費電流:22 〜44A(冷房)、28 〜48A(暖房)
●風量(弱/中/強):697/841/892(m3/h)
●最小ダクト径:5in(127mm)
●海水配管内径:5/8in(15.9mm)
● 本体重量:22.7kg
●外形寸法:L501.7×W304.8×H311.2(mm)
●本体価格:1,320,000円
※OUTBREAKでは、ほかにも各種マブルエアコンを取り扱っている。詳しくはコチラから
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