
全4回に渡って紹介した、相澤規勝オーナーの、セーリングカタマラン〈アケーディア・ロシナンテ〉(ラグーン42)による沖縄航。慶良間(けらま)諸島のケラマブルーの世界から、宮古島のミヤコブルーの世界をつなぐ、神秘のセーリング。連載の最後に、沖縄セーリング&クルージングで聞きたい音楽を紹介する。
◆メインカット
photo by Shigehiko Yamagishi | 砂山ビーチの小高い丘の上から、沖にアンカリングするセーリングカタマラン〈アケーディア・ロシナンテ〉(ラグーン42)を望む
アンカリング中に聴きたい沖縄の歌
沖縄航がしみじみと胸に刻まれる、沖縄音楽。あなたのクルージングを演出するのはどんな音楽だろう・・・
『BEGIN さにしゃんベスト』
BEGIN/4,400円
沖縄といえばBEGIN。アンカリング中に口ずさみたい、「三線の花」から「島人ぬ宝」まで、定番を聞けるベスト。「さにしゃん」はうれしい、という意味
『ゴールデン☆ベスト 喜納昌吉&チャンプルーズ』
喜納昌吉&チャンプルーズ/3,353円
こちらも超定番、多くのミュージシャンにカバーされた「花(すべての人の心に花を)」を収録したベスト盤
『KARAI』
下地イサム/3,300円
宮古島出身ミュージシャンの名盤。宮古方言で沖縄の魚の名前をひたすら歌う「キュウヌユーヌスウ」(今日の夕飯のおかず、という意味)が秀逸
こちらは座間味島の古座間味(ふるざまみ)ビーチにアンカリングする〈サクラティアモ〉(スプリント108)。ディンギーのシーホッパーを持ち出し、アンカリングした母船の周りをぐるりぐるり。子どもたちはSUPで遊ぶ。最高の沖縄時間である
(文=中村剛司/Kazi編集部 写真=山岸重彦/舵社 協力=沖縄県・宮古島観光協会)
※本記事は月刊『Kazi』2025年9月号に掲載されたものです。バックナンバーおよび電子版をぜひ