今回ご紹介するのは、デュバリーのフットウエアをケアするためのアイテム。
デッキシューズやマリンブーツでおなじみのデュバリーですが、同社の製品には特殊なレザーが使われているため、専用のメンテナンス製品が用意されており、製品や素材に適したお手入れ方法があります。
それではさっそく手順を紹介していくことにしましょう。
①
汚れが付いたときには、常にブラシで洗い、きれいな水で洗い流しておくようにしてください。
革に浸み付いたり細部に残っている汚れは「クリーナー」を泡立たせて、全体に馴染ませながら、しっかり革をブラッシングして汚れを落とします。
②
「クリーナー」や泡を、水で流して落としてください。
③
次の処理をするまで24時間、風通しの良い場所で自然乾燥させてください。
※ドライヤーを当てたり、火の近くに放置したりしないでください。
よく乾燥させた後は、製品の革の種類によって使用するアイテムが変わります。
④
こちらは、あらゆるスエードやヌバックレザーに使用できる「プロテクタースプレー」。
⑤
全体にスプレーして馴染ませ、乾いたらまたスプレーして何層も重ねます。
ていねいに行うことで、表面を完璧な状態に保つことができるというわけです。
⑥
スムースレザー(滑らかなレザー)を使用している製品には、「コンディショナー」を使用します。
⑦
きれいな布に付けたコンディショナーを、やさしく擦り込んでいきます。歩くときに折れ曲がる部分には、特にていねいに擦り込んでください。
その後、3時間自然乾燥させます。
※スムースレザー専用なので、ヌバックやスエードには使用しないでください。
また、デュバリー製品の多くのミッドソールにはウレタン素材が使用されているのですが、ウレタン素材には「加水分解」という現象があります。
スニーカーなどによく見られるもので、ソール部分が水分を含んで劣化するというもの。自然現象ですので避けられませんが、ある程度の予防はできます。
・ずっと箱に入れておかず、高温多湿を避けて保管する
・高価だからといって箱にしまっておかず、定期的に履いて靴に圧力をかける
この2点に注意することがポイントです。
きちんと手入れをして、適度に使用する。
大切なフットウエアと長く付き合うために、ぜひ覚えておいていただければと思います。
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(文=舵社 用品事業部/山本 武 画像提供=dubarry japan)
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