今年、創立50周年を迎えた帆船模型工作の同好会「ザ・ロープ」が、東京都・有楽町で帆船模型展を開催する。半世紀という記念すべき節目を迎え、これまでの案内はがきを一挙に展示するなど、趣向を凝らした展示会となる。会期は4月13日(日)~19日(土)の1週間。お近くの方はお見逃しなく。
(※トップ画像はイギリスの〈ルビーII〉)
第50回 ザ・ロープ帆船模型展
●日時:4月13日(日)~19日(土)10~19時
※初日の13日は11時から、最終日の19日は18時に終了
●会場:東京都千代田区有楽町2丁目10-1 東京交通会館地下1階ゴールドサロン
●展示隻数:50隻以上
精密な船体内部を見せられるようになっている、フランスの戦艦〈ル・フルーロン〉
「黒船」として有名なアメリカの〈サスケハナ〉
江戸時代に活躍した貨客船〈五大力船〉
フランスの戦艦〈サン・フィリップ〉
第50回 ザ・ロープ帆船模型展示会の特色
①超精密なミニチュア帆船模型と世界レベルの構造模型を展示
ミニュチュア帆船模型製作の第一人者である会員の超精密に作られたミニチュア作品を一堂に集めます。また、構造模型の第一人者が製作した船体の構造模型を展示します。世界の仲間から高く評価されている模型をご覧いただける絶好の機会です。
②第1回から第50回までの展示会の開催案内はがきを一挙展示
第1回の開催案内はがきから第50回に至るまでのイラストや写真、図面などいろいろな趣向を凝らした開催案内はがきを一同に展示して足跡をたどります。
③よろず相談コーナーを設置
木製帆船模型の製作は、手間と時間が掛かり精密さも要求されます。市販のキットの中身は、図面、材料となる木材や金属製の装飾部材ですが、最近の海外キットでは図面の代わりに写真のみの製作マニュアルや、YouTube動画解説へと次第に変化しつつあります。船体を作るために木を曲げる技術や、各種ロープの結び方や張り方、各種加工方法などプラモデルにはない特殊な技術や工具なども必要です。初心者の方々のために、キットや製作図面の選び方から各種製作技法など、ベテラン会員がご来場者のご相談やお尋ねにお応えする「よろず相談コーナー」を設けます。また、ザ・ロープでは初めての方や一般の方を対象に、課題の帆船キットを教材として、製作技法を学びながら1年間で完成させる「帆船模型教室」も開催しており、会場で課題のキット内容を含めてご案内します。
(問)木製帆船模型同好会ザ・ロープ
https://www.theropetokyo.org/
(文=森口史奈/Kazi編集部 文・写真=木製帆船模型同好会ザ・ロープ)