大型連休の5月3日（金・祝）〜6日（月・祝）、日韓親善アリランレースが5年ぶりに開催されます。

 

福岡の外洋セーラーたちが釜山までヨットで行き、「せっかくだから帰りはレースをしよう」と始まったのが、現在のアリランレースです。第1回大会は1973年に「釜山レース」として開催。1977年の第3回大会から「アリランレース」と呼ばれるようになり、以降は隔年で続いてきました。しかし2019年の第24回大会（福岡スタート→韓国・釜山フィニッシュ）を最後に、コロナ禍の影響で開催が見送られることに。

 

そして今年、5年ぶりの開催が実現します。今年は釜山スタート／福岡フィニッシュで、現在、参加艇を募集中。まだ大型連休の予定を組んでいないチームやセーラーの皆さんは、ぜひアリランレースに参加してみては？ 福岡から釜山まではおよそ108マイルで、「回航も楽しい」と評判のレースです。

 

2024 第25回 日韓親善アリランレース
●日程：
5月3日（金）16:00　艇長会議（釜山市内）
5月4日（土）8:00　出国手続き（釜山市オリンピックヨットハーバー）
　　　　　　11:55　スタート予告信号（釜山市水営湾広安里沖）
5月5日（日）18:00　全艇のタイムリミット（小戸ヨットハーバー沖）
5月6日（月）12:00　表彰式（ホテルマリノアリゾート福岡）
●コース：釜山市水営湾広安里沖～福岡市小戸ヨットハーバー沖
●クラスおよびハンディキャップ（各クラス3艇以上の参加をもって成立）
・総合クラス（アリランレース特別レーティングによるTime on Time方式）
・IRCクラス
・ORCクラス
●参加申し込みの締め切り：艇は3月31日（日）、乗員は4月14日（日）
●参加料：1艇60,000円、乗員1人17,000円
●レース公示（NOTICE OF RACE）：福岡ヨットクラブのウェブサイトより入手可能。英語版は準備中

 

アリランレースの歩み
1971年　福岡外洋ヨット同好会が誕生
1972年　九州外洋帆走協会が誕生
1973年　第1回 釜山レース
1974年　第2回 釜山レース
1977年　第3回 アリランレース（アリランレースと呼ぶようになる）
1988年　ソウル五輪開催（釜山海雲台［へうんで］に競技場ができ、以降、韓国国内でセーリング競技が盛んになる）
1991年　第10回 アリランレースに最多の46艇が参加
2005年　第17回 日韓親善アリランレース（日韓親善アリランレースと呼ぶようになる）
2011年　第20回 日韓親善アリランレース（東日本大震災直後だったが、激励の意味を込めて開催。多くの参加艇が寄付をしてくれた）
2017年　第23回 日韓親善アリランレース（玄海ヨットクラブによる最後の運営）
2019年　PHILIPS アリランレース（福岡ヨットクラブに運営母体が移る）

 

 

第24回 日韓親善アリランレースを制した〈のふ～ぞ〉（X-41）

 

第23回 日韓親善アリランレースを制した〈ウインドワードV〉（ベネトウ・ファースト35）
photo by Windward

 

第23回 日韓親善アリランレースの表彰式での集合写真

 

2024 第25回 日韓親善アリランレース公式ポスター

 

（文・写真＝森口史奈／Kazi編集部）

 

 

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