男女混合470級 岡田/吉岡、世界を制す。次はアジア大会金メダルへ

2023.09.01

8月にオランダ・ハーグで開催された「アリアンツ セーリング世界選手権」は、五輪セーリング競技の全種目を実施する、4年一度のビッグレガッタである。今大会はパリ五輪の国枠獲得もかかった大一番であった。

 

男女混合470級では、日本のエースである岡田奎樹/吉岡美帆(トヨタ自動車東日本/ベネッセホールディングス)が他を圧倒する強さを見せ、優勝。同じ表彰台の3位には、磯崎哲也/関 友里恵(ヤマハ発動機)の姿もあり、日本勢が金と銅という輝かしい結果を残した。プリンセスソフィア杯に続けて主要大会を制した岡田/吉岡が出場する次の国際大会は、中国・杭州で9月19~27日まで開かれる第19回アジア競技大会(アジア大会)だ。パリ五輪まで1年を切り、「国際大会では全てメダルに絡むように」と話す岡田だが、アジア大会でも金メダルを期待したい。

 


メダルレース前に2位と30点以上の差を付け、優勝を消めた岡田/吉岡(中央)と、前日6位から逆転で銅メダルを獲得した磯崎/関(右)

 

470級以外の種目は、世界選手権で国枠を獲得できなかった。アジア大会ではILCA6、7(レーザー、レーザーラジアル)級、男女のiQフォイル級、男女のフォーミュラカイト級の6種目の国枠がかかっている。

 

第19回アジア競技大会 セーリング競技 日本代表

■男女混合470級 岡田奎樹/吉岡美帆(トヨタ自動車東日本/ベネッセホールディングス)
■男子49er級 古谷信玄/高柳 彬(エス・ピー・ネットワーク)
■女子49erFX級 田中美紗樹/永松瀬羅(豊田自動織機)
■男女混合ナクラ17級 飯束潮吹/西田カピーリア桜良(エス・ピー・ネットワーク/関西大学)
■ILCA7(レーザー)級 鈴木義弘(明治安田生命保険相互会社)
■ILCA6(レーザーラジアル)級 冨部柚三子(福井総合病院・大阪体育大学)
■男子iQフォイル級 池田健星(三重県スポーツ協会)
■女子iQフォイル級 新嶋莉奈(エリエール)
■男子フォーミュラカイト級 三好竜寧(三好整形外科医院)

 

(文=森口史奈/Kazi編集部 写真=Sailing Energy / World Sailing)

 


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