ラグーン|BOATING GUIDE 2021

2021.06.25

世界的なクルージングカタマラン人気が続くが、その立役者ともいえるのがフランスのラグーンだ。
次々と新しいアイデアやデザインを投入、そのモデルは常に進化し、トレンドの最先端を走り続けている。
モノハルでは考えられない圧倒的な居住空間と安定性は、プレジャーボーティングの新しい世界を提案してくれる。

(文=舵オンライン編集部)

※タイトル写真はLAGOON 46

 


LAGOON 46

ラグーン46

クルージングカタマランの世界をリードし続けるラグーン。2021年3月現在、セールボートのラインアップには、全長39ftほどのものから全長が70ftを超えるものまで、10艇種をそろえている。サイズ的には中核に位置するラグーン46は、「第四世代」と称される最新シリーズの一つだ。

低く配されたコクピットとメインキャビンは、視界を水面に近づけ、ダイナミックかつ優雅なセーリングを演出。ブリッジ後方のラウンジスペースやコクピットの外部ギャレーなどは、余裕のあるボートサイズならではといえよう。

キャビンレイアウトは、片舷をすべてオーナールームとした3キャビンバージョンや、両舷にそれぞれ2ルームを設け、4カップルが滞在できる4キャビンバージョンなど、バリエーションが多彩。オーシャンレースの頂点を極めたVPLPデザインによるハル、ナウタデザインによるインテリアと、クルージングカタマランの王道を行く一艇だ。

 

シンクと冷蔵庫を配したワクワクするようなコクピット。ゲストを呼ぶか家族で楽しむか。オーナーの好みに合わせたレイアウトをぜひ

 

スターンサイドにギャレーを置く、王道のキャビンレイアウト。コクピットとのアクセスのよさはラグーンが培った“心地よさ”への解答だ

 

 

SPEC

●全長:13.99m ●全幅:7.96m ●喫水:1.30m ●排水量:16.6トン ●燃料タンク:2×520L ●清水タンク:2×300L ●エンジン出力:45〜57馬力×2

 


LAGOON SIXTY 7

ラグーンSIXTY 7

世界のマルチハルヨッティングシーンをけん引し続ける、ラグーンのモーターヨットシリーズがさらに進化。極上のエレガンスを身にまとって姿を現したのは「ラグーンSIXTY 7」。マルチハルならではの圧倒的な船上空間を携えて、ラグジュアリーヨットの世界に新しい風を注ぎ込む。

デッキ、フライブリッジ、そしてメインサロンへと、従来は別の区画として分け隔てられていたそれぞれのエリアを、一切の無駄をそぎ落とした流麗なラインでシームレスに融合。コンフォータブルかつ安らぎを与えてくれる、ラグジュアリーヨットの全く新たな可能性を提示する。

同時に、マルチハルビルダーとして蓄積し続けてきた絶対の経験と技術は、長期にわたる外洋航海をもこなす耐航性と走行性を兼ね備えた船体を生み出し、ストレスフリーで信頼のおける航海のパートナーとなってくれるだろう。家族や友人と過ごす特別なひとときを享受できるオンリーワンモデルである。

 

上の写真は、ギャレーをハルサイドに配しキャビンを贅沢に使ったバージョン。写真左からバウセクションへもアクセスできる

 

コクピットからキャビンを望む。テーブルレイアウトはさまざま。右舷側のリラックスベッドスペースもすばらしい

 

 

SPEC

●全長:20.15m ●全幅:10.00m ●喫水:1.15m ●排水量:48.3トン ●燃料タンク:4×1,375L ●清水タンク:2×500L ●エンジン出力:340〜440馬力×2

 


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