昨年、創業100周年を迎えたスズキは、自動車だけでなくマリンの世界でも、50年以上にわたって革新的な技術とサービスを市場に提供し続けてきた。
SDG's(持続可能な開発目標)が叫ばれる昨今においては、船外機に取り付け可能な、海洋マイクロプラスチックを回収する装置を開発するなど、環境問題にも確かな技術力で対応。
また、グループのスズキマリンが世に送り出すオリジナルボート「S17(Sイチナナ)」も要注目だ。
(文=舵オンライン編集部)
DF140BG/DF115BG
4ストロークでは世界初となる、140、115馬力クラスで電子スロットル&シフトシステム(スズキ・プレシジョンコントロール)を採用した両モデル(2021年1月現在。スズキ調べ)。スポーティーな外装デザインを一新するとともに、カバーのエアインテーク形状を見直すことで吸気性能を改善。
また、オイルフィルターの配置を変更し、トップカバーを外すだけで簡単にフィルター交換ができるようにするなど、ユーザーにも優しい設計となっている。さらに「リーンバーン制御システム」搭載で、特にクルージング時の燃費性能を向上。ユーザーにも環境にも優しい、新時代にふさわしい船外機だ。
S17
S17(Sイチナナ)は、カテドラル系で優れた走行性能と静止安定性を誇る、スズキマリンのオリジナルボート。17ftのセンターコンソールで取り回しのよさは抜群。船底内部のストリンガーに発泡ウレタンを注入することで高剛性を確保している。
また、装備品は基本的なものを標準装備とする一方、豊富なオプションを用意。バウモーターの取り付けを考慮したバウデッキなどの形状と併せて、さまざまなフィッシングスタイルに対応できる、ベースボートとしての可能性を高めた1艇だ。
手ごろな価格設定と、近場の平水面であれば、さまざまな釣りに対応できるモデルということで、エントリー層にもぜひ注目していただきたい。日本ボート・オブ・ザ・イヤー2019ベストフィッシング部門賞受賞という経歴も見逃せない。
豊富なオプションが用意されており、ユーザーの好みに合わせてカスタマイズ可能
17ftというサイズながら、独自の船型が走りのよさを実現
SPEC
●全長:5.11m ●全幅:2.00m ●全深さ:0.97m ●艇体質量:470㎏ ●搭載エンジン:DF30A、DF40A、DF50A、DF60A ●燃料タンク容量:25L(携行タンク) ●定員:5名 ●航行区域:限定沿海 ●価格:1,650,000円(DF30ATLセット)、1,958,000円(DF60ATLセット)、オプション、諸費用等別
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