フランスの名門プレジャーボートビルダーと知られるジャノー(Jeanneau)が、パワーボートのラインアップを拡充中。2026年モデルとして新たに登場したシリーズが「シーロフト(Sea Loft)」だ。2025年11月のパリ・ボートショーで、ワールドプレミアとしてシーロフト480の実艇が初披露された。
“アイランドクルージング・コンセプト”に基づいてデザインされた、そのプロフィールは、斬新というよりほかにない。モノハルとカタマランの長所をいいとこどりしたもので、水上で過ごす時間をより豊かにしてくれるようなワクワクするニューフェイスである。
シリーズ最初のモデルとして発表されたのが、シーロフト480。上の写真を見れば一目瞭然、その姿は「フローティングヴィラ」と呼ぶにふさわしい。すべてがせわしなく動く現代の日常生活から離れて、極上のボートライフを堪能できるのではないだろうか。
これまでのボートに対する概念を覆す、新しい海の楽しみ方を教えてくれるようなモデルである。
大きな屋根に設けられたソーラーパネル(4.2kW)を見てもわかるとおり、パワーユニットにはオプションのエレクトリックモーターを追加することが可能。30kWhバッテリーを搭載し、エレクトリックモーター単体での連続航行距離は7ノットで15海里、ハイブリッドによる航走時には7ノットで250海里となっている。新時代の動力システムは、騒音に悩まされることなく、環境にも優しいという特性を備え、海の上での静粛なリラックスタイムを過ごすことが可能だ。
圧倒的な開放感を誇る船上空間。広々としたスペースには、大きなアイランドキッチンとダイニングテーブルが設けられている。
船体後部の両サイドが外側に展開し、サイドテラスが出現する。船上空間が拡張することはもちろんのこと、より水に近い場所でとっておきの時間を過ごすことができるに違いない。
まるで水上コテージをほうふつとさせる。これがボートの上だということは、にわかには信じられないかもしれない。
船首エリアには、大きなサンベッドが設けられている。家族や友人と一緒に、船上のすべての場所で思い思いのひとときを楽しめるはずだ。
島から島をめぐるアイランドホッピングはもちろんのこと、都会のベイエリアでのアーバンクルージングなど、さまざまな場面で大活躍してくれそうなシーロフト480。多様化するボーティングの世界で、きっと新しい楽しみ方を届けてくれるはずだ。
(文=舵社/安藤 健 写真=Jeanneau)
【SPEC】
●全長:14.1m
●全幅:4.50m
●喫水:0.53m
●エンジン:
標準仕様:ディーゼルエンジン(45馬力)×2
オプション仕様:エレクトリックモーター(11kW)×2
(問い合わせ)
オデッセイマリーン
TEL:046-875-0650
https://www.odysseymarine.co.jp/