4月に延期決定!/デュッセルドルフ・ボートショー

2020.12.03

毎年1月に開催される世界最大規模のボートショーの一つ、「デュッセルドルフ・ボートショー2021」(ドイツ)が、新型コロナウイルス禍の影響を鑑み、4月17日~25日に延期されることが、12月3日に主催者から発表された。

デュッセルドルフ・ボートショーは、ヨット、ボートのみならず、マリン関連用品、さらにはダイビングやカヌー、ダイビングなども含め、あらゆるウオータースポーツやマリンアクティビティーが一堂に集結する総合イベントとして知られている。2020年1月のショーには、90カ国から、のべ250,000人!の来場者があった。
すべてが屋内展示(メッセ・デュッセルドルフ)、19の展示館に2,000を超えるブースが並ぶのだから、とてもではないが1日で見きれる規模ではない。最大で100ftを超える艇も屋内展示されるというスケールも、まさにトップ・オブ・ザ・ワールドといった感がある。

例年、秋から始まる欧州各地のボートショーが、ここでフィナーレを迎えるという位置づけもある。ショー期間中には、「European Yacht / Power Boat of the Year」の各部門ウィナーが発表されるのも、もはや風物詩となっている。
そのため、まさに「プレジャーボートの最新トレンド」を分析するには最高の機会であり、月刊『Kazi』でも、このイベントについて毎年誌面で報じてきた。

新型コロナウイルス禍は、まだまだ収まるどころか、ますます猛威をふるっている感すらある。そんななか、ショーの開催が危ぶまれていたが、ここにきて主催者が決断を下した格好だ。

主催者は「4月には新型コロナウイルス禍も一定の収束を見せ、開催ができることを確信している」と述べている。もちろん世界中のファンと同様に、私たちもそれを願っていることは言うまでもない。

※記事内の写真は2020年のイベント時のものです。

 

(文=舵社/安藤 健 写真=Boot Dusseldorf)

 

●公式サイト
https://www.boot.com/

 

こちらは大型のパワーボートが展示されるパビリオン。中央の40フッター(プリンセスV40)が小さく見えてしまうという、この規模たるや!

 

世界中のプレジャーボートビルダーの最新モデルが会場に並ぶ

 

室内に巨大プールが設置されるのも、近年のこのショーではおなじみの光景となった

 

期間中は、のべ25万人を超える人たちが会場を訪れる(2020年)。さすがに現在の状況を踏まえれば、賢明な判断といえるかもしれない

 


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