アイデア溢れる新進気鋭のファルトボートビルダー、バタフライカヤックス。"新進"とはいっても、デビューは2008年だから、すでに創業して13年。確固たる地位を築くビルダーだ。
(文=CANOE WORLD編集部/星野 淳、写真・動画=西沢あつし、写真提供=バタフライカヤックス)
創業者でありデザイナー、ビルダーである高嶋正裕さんが作り出す高性能のファルトボートは、独創的なアイデアが随所に見られ、毎年のように進化しているのが特徴だ。
また、高嶋さんはファルトボートを使って冒険したいというチャレンジャーに積極的なサポートも行っていて、グレートトラバース2(日本二百名山ひと筆書き)に挑戦した田中陽希氏、北極冒険家・荻田泰永氏などが使用したことでも知られている。
こうした挑戦者からの生の声が、そのまま商品開発に反映されるのも同社の大きな強味だろう。
クルーソー460
●全長:460cm ●全幅:62cm ●重量:17kg(LITE)、18.5kg(XPOD、LITEPOD)
■価格:319,000円~341,000円
※以下価格はすべて税込み
クルーソー タンデム460
●全長:460cm ●全幅:75cm ●重量:20kg
■価格:308,000円
現在のラインナップは、クルーソー415、460、500がシングルモデル。それぞれ「ライト」「エックスポッド」「ライトポッド」の3バージョンが用意されているほか、クルーソー タンデム460という2人用モデルも揃う。
ちなみに「ライト」は、フレームの部品点数がわずか4~6点で、FRP製コーミング+高強度アルミフレームからなるシンプルで軽量なモデル。「エックスポッド」「ライトポッド」は、沈脱時に浸水を最小限に抑えて浮力を確保するシーソックスがそのまま収納バッグになるモデル(FRP製コーミング+高強度アルミフレーム)で、フレームの収納方法及び収納サイズの違いから「エックスポッド」と「ライトポッド」とに分類されている。
さて、そんなバタフライカヤックスのファルトボートであるが、実艇は見たことがあっても、その組み立てや収納方法は意外と知られていないような気がするが、いかがだろうか。また、ファルトボートに興味はあるけれど、「組み立てが面倒そう」「撤収に時間がかかりそう」と、敬遠する人も少なくないようだ。
そんな人のために、つい最近、バタフライカヤックスの各モデルの組み立て、分解・収納の動画がアップされたので、ここでご紹介したいと思う。 これを見ると、実に簡単に、すばやく組み立てや撤収できることが確認できるはず。また、収納場所や運搬するクルマに困っているカヤッカーはもちろん、ファルトボートの「旅する道具としてのポテンシャル」に魅力を感じているパドラーなども必見だ。細部に宿る高嶋さんの工夫やこだわりを、ぜひこの動画でチェックしてみよう!
■クルーソー460 XPOD 組み立て動画
■クルーソー460 XPOD 分解・収納動画
■クルーソー500 LITEPOD 組み立て動画
■クルーソー500 LITEPOD 分解・収納動画
■オプション取り付け動画
カヤック用汎用セールキット ライトセール1.0
【その他の動画】
■クルーソー タンデム460 組み立て動画
■クルーソー タンデム460をシングルで乗る際、
スリムにセットアップするための組み立て動画
■クルーソー タンデム460 分解・収納動画
■ラダー動画取り付け動画
(問い合わせ)
バタフライカヤックス
兵庫県姫路市西庄甲325
TEL:079-227-3066
https://bfkayaks.com/