一昨年、昨年と、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、カヌー、カヤック関連のイベントが軒並み中止となってしまい、寂しい思いをしていたパドラーも多かったのではないでしょうか。
まだまだ安心できる状況とは言えませんが、それでも緊急事態宣言やまん防がどの地域にも出ていないゴールデンウィークは、実に3年ぶり。各地でイベントが復活しているなか、環境スポーツイベントとして非常に人気が高い「SEA TO SUMMIT(シー トゥー サミット)」も、また全国で開催されますよ~!
(文=CANOE WORLD編集部/星野 淳 写真提供=モンベル)
ご存じの方も少なくないかと思いますが、ここでSEA TO SUMMITについて少し解説しておきますね。
このイベント、海や湖をカヤックで進み、自転車で里を駆け抜け、登山で山頂を目指すという、文字通り「海(SEA)から山の頂上(SUMMIT)へ」という大会。自然の循環に思いを巡らせ、かけがえのない自然について考えようという趣旨のもと、ひたすら“人力のみ“で進んでいく内容となっています。
ですから、大会前日は、受け付けとともに「環境シンポジウム」が用意され、「人と自然との共生」をテーマに多彩なゲストが参加。さまざまな切り口で自然環境を考え、学ぶことができるプログラムが組まれているのも特徴となっています。
また、大会自体も速さだけを競うものではなく、優勝者や上位入賞者への賞品などはありません。そのかわり、素敵な参加賞に加え、豪華な景品が行きわたる抽選会なども用意されていて、毎年人気を博しています。
ちなみに、私が8年前に参加した広島県の江田島の大会では、ゴール地点で男性参加者が一緒に参加した女性にプロポーズ、見事成就させたという出来事があったりして(表彰式の際に、その男性はプロポーズシーンを再現させられていました・笑)、まあ、とにかく非常に楽しくて盛り上がるイベントなのでありますね。
ということで、今年のSEA TO SUMMITは全国12カ所(そのうち5月21日・5/22の「皆生・大山SEA TO SUMMIT(鳥取県)」のみ中止)となっていて、「江田島 SEA TO SUMMIT(6/18・6/19)」、「オホーツク SEA TO SUMMIT(6/18・6/19)」以降のSEA TO SUMMITは、これから随時エントリー受け付けがスタートします。
大会スケジュールは下記の通り。カヌーや自転車のレンタルを用意している大会もあるので、興味のある方はぜひ参加してみてはいかがでしょうか。きっと楽しめると思いますよ!
石鎚 西条/岡山 備前/びわ湖 東近江/三重 紀北はこちら
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TEL:06-7670-3186
糸魚川・上越・妙高/大雪 旭岳/鳥海山/宮城 加美町/千曲川・高社山はこちら
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TEL:03-3445-5408
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