夜間航行をフルカラーで支援!/SIONYX ナイトウェーブ

2022.09.09

米国のSIONYX(サイオニクス)は、独自の低照度CMOSセンサーと、高性能暗視システムの開発・製造をしている業界のリーディングカンパニー。国防省などの米国政府機関を含め、サイオニクスの先進暗視技術は、世界中から注目されています。

そのサイオニクスから、このたび小型ボートやヨットに最適なフルカラー暗視カメラが登場! 各方面でかなり話題となっていますので、ここで紹介したいと思います。

 

(文=舵社メディア事業部/星野 淳 写真提供=阪神交易) 

 

ナイトウェーブは、プレジャーボートやヨット、漁船などの夜間航行時に絶大な威力を発揮するフルカラー暗視カメラです。

 

特許取得の「超低照度ブラックシリコンCMOSセンサー」を搭載し、星明かり程度の0.001ルクス相当の暗所(照度)でも、海上の船舶や障害物、港湾施設をモニター上にてフルカラーでしっかり確認することができます。

ちなみに、映画館の上映中の観客席の照度は2~5ルクス、月明かりの照度は0.01~0.1ルクスとされていますから、ナイトウェーブはほぼ闇夜でもフルカラーでモニタリングが可能ということですね(ただし、赤外線カメラのように、まったく光のない照度0の場所を見ることはできません)。

 

左が従来の高感度カメラ、右がナイトウェーブの映像です。赤外線カメラのような白黒映像ではなく、カラーで見ることができるところがいいですね。月のない星明かり程度の暗闇でも、150メートル先の人間大の対象物を確認できる視認性能を誇ります。また、44度という広視野角仕様というのも海上では実用的です。

 

本体の設置は、各種マウントや三脚を活用した設置、船体への固定まで、環境や用途に合わせてフレキシブルに行うことができます。

 

映像は、アナログビデオ出力(SMA/BNC/RCA)で各種モニター、MFD(マルチファンクションディスプレー)に出力可能。また、USBケーブルによってPC接続もできます。さらに、WiFiを搭載し、専用無料アプリでスマートフォンやタブレットと連携することも可能です。

 



 

 

※サイオニクス・ナイトウェーブの船上におけるインプレッション記事は、10月5日発売の『ボート倶楽部』11月号にて掲載予定です。ぜひそちらもご覧ください!

 

■サイオニクス・ナイトウェーブ

●サイズ:127×127×152mm
●重量:870g
●センサー:ブラックシリコンCMOSセンサー
●解像度:1280×1024ピクセル
●水平視野角:44度
●可視光領域:400~1200mm
●ビデオ出力:NTSC
●ビデオ接続:SMA/BNC/RCA
●無線通信:WiFi+Bluetooth
●電源:DC12V
●防塵防水:IP67(水深1mに30分間浸水しても有害な影響を受けない)
●耐衝撃・耐振動:IEC60945 IK08
●動作環境温度:‐20度~+50度
●保存環境温度:‐20度~+80度
■価格:385,000円

(問)阪神交易(日本販売元)
TEL:0120-804058
https://www.sionyx.jp/nightwave.html


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