これは便利！ 3種類のロープスプライスツール　舵オンライン │ 船遊びの情報サイト

これは便利！ 3種類のロープスプライスツール

2022.08.25

突然ですが、ロープでスプライスを組んだことがありますか？

スプライスとは、ロープとロープをつないだり、エンド（端）に輪を作ったりするための“編み込み”のこと。結びと違って、継ぎ目がスムーズになるとともに、ロープ本来の持つ強度をあまり落とさずにつなぐことができるなどのメリットがあるんですね。

「スプライスを組む」と言うと、一見難しそうですが、意外と面白いという声もよく聞きます。手芸感覚でできるからなのか、とにかく初めてでも、実はそれほど難しいものではありません。

3つ打ちにしろ、8つ打ちにしろ、ロープの先端はカットしただけでは、どうしてもほどけてきてしまいます。唯一、ホットカッターで切った化学繊維素材のロープは先端繊維が溶けて固着するため例外と言えますが、それとて使用しているうちにほどけてくるのが常です。

アンカーロープ、係留用ロープ、フェンダー用のロープなどは、それぞれの船にあった長さのものを揃え、きれいに先端を加工し使用しますよね。先端加工の代表的な方法と言えば、単純なバックスプライスやリング状にするアイスプライスなどとなりますが、既製品を買ったり、マリンショップやマリーナに頼んで加工してもらう人も少なくないのではないと思います。

趣味と実益をかなえる道具たち

しかし、スプライスは実際にやってみると、単純作業の繰り返しであることがわかるはず。しかも、そのロジックが理解できれば誰でも簡単にできます。やはり自分が使うロープくらいは、自分でちゃっちゃと処理するのが、スマートなシーマンというものでしょう。

ということで、今回ご紹介するシンプルな道具たち。これさえあれば、ほぼすべてのスプライスが可能となります。また、慣れてくればリペアなども思いのまま。トータルで考えれば、安価にして最適なロープが用意できるわけです。

以下の3種のツールは、これからスプライスに挑戦しようというビギナーはもちろん、少し複雑なダブルブレードロープのスプライスなども組むことが可能なオススメの商品です。ロープのスプライスに少しでも関心のある方は、この機会にぜひどうぞ！！