ヤマハ発動機では、電動モーターを動力とする推進機ユニットと、その制御用リモートコントロールボックス、そしてジョイスティックなどで構成された次世代操船システムプラットフォーム「HARMO(ハルモ)」を開発し。8月7日から、北海道の小樽運河クルーズで実証運航を行っている。
このHARMOは、プロペラ外周のリムに搭載されたモーターによりプロペラを駆動する「リムドライブ方式」を採用。また、ドライブユニット下部が大きく動くステアリング機構を備え、ジョイスティック操作により、その場回頭や横移動などのマニューバーを簡単に行える。
電動であることから、設置が容易で静粛性が高く、環境適性にも優れているなど、海外でも大きな注目を集めている。同社では、このシステムを用いたスマートパッケージボートの提供を目指している。
この取り組みは、ヤマハ発動機の長期ビジョンである「ART for Human Possibilities, Rethinking Solution, Transforming Mobility」の一環で、国連の持続可能な開発目標(SDGs)へ向けた活動でもある。
同社は、電動のゴルフカーや小型低速車両(ランドカー)、電動二輪車、電動アシスト自転車、電動車いす、ドローンなどを含めた多様な製品群での電動化などを通じて、モビリティーの可能性を広げ、よりよい生活と社会の実現を見据える。
(文=舵オンライン編集部)
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