秋晴れに恵まれた3連休の中日、神奈川県の名所・江の島で第89回 全日本学生ヨット選手権大会は大会3日目を迎えた。
大会3日目は朝から25kt強の風が入り、風が収まるまで陸上待機に。
出艇は12時35分からとなり、この日は470級スナイプ級ともに2レースの実施となった。
注目の上位争いは、総合4連覇中の王者・早稲田大学が、ライバル校の追撃を許さない見事な試合運びを見せる。
この日のスナイプ級の最初のレース(第4レース)では、総合2位につける同志社大学が1-3-11の15点と最高のレースを展開。それに対して早稲田大学も2-9-11と、ここまでの同校スナイプ級のシリーズ最高となる21点を叩き出し、一歩も引かない。
470級の第7レースでは、スタート前から個人成績1位の池田海人/福田拓斗(日本大学)が早稲田大学の飯田 澪/長屋明彦を徹底マーク。飯田/長屋を第二線に追いやるも、早稲田470チームは青山知央/松山大祐が1位、安永昴生/植屋日志が4位、さらに飯田/長屋も11位まで順位を持ち上げる。こちらも同校470級シリーズ最高の16点で、クラス優勝を争う日本大学をさらに突き放した。
これで早稲田大学は両クラスで首位に立ち、総合では2位の同志社大学に117点差をつけた。史上初の総合5連覇に王手をかけて11月4日(月・祝日)の大会最終日に臨む。
最終日は12時以降にレースが開催されない。いよいよ残りの僅かとなった今年の全日本インカレ、各大学がどんな展開を見せるか、最後まで注目したい。
各クラス上位成績
●470級(参加24校)
1位 早稲田大学 259pt
2位 日本大学 305pt
3位 同志社大学 321pt
4位 慶應義塾大学 473pt
5位 関西学院大学 618pt
6位 日本経済大学 629pt
●スナイプ級(参加24校)
1位 早稲田大学 132pt
2位 同志社大学 187pt
3位 慶應義塾大学 273pt
4位 関西学院大学 307pt
5位 京都大学 367pt
6位 中央大学 375pt
●総合(参加17校)
1位 早稲田大学 391pt
2位 同志社大学 508pt
3位 慶應義塾大学 746pt
4位 日本大学 764pt
5位 関西学院大学 925pt
6位 中央大学 1080pt
舵オンラインでは大会3日目の写真を公開します!
※2日目の写真はコチラでご覧いただけます
早稲田が逆転首位浮上!史上初の5連覇に前進|江の島全日本インカレ2024 DAY2
(文・写真 川野純平/Kazi編集部)