日本、ウクライナ、米国の若者たちが、セーリングを通して国際交流──そんな素晴らしい取り組みについてのレポートが届いた。セーリングという国境を越えた共通言語があるからこそ、とても貴重な時間となったに違いない。坂口 進さん(NPO法人 ISPA Japan)のレポートを以下に掲載します(舵オンライン編集部)
2024年5月26日(日)および9月29日(日)に、「ISPA Japan主催 チャリティ体験セーリング」を開催することができました。ご参加いただいた方にも、大きな満足をいただくことができたのではないかと思います。そのご報告を申し上げます。
また、9月の開催におきましては、ISPAヤングマリナープログラム開催時にも多大なるご協力をいただいたウクライナ大使館関係者の方々やそのご友人家族の皆さまも参加し、セーリングを楽しんでいただけました。
(文・写真=坂口 進/NPO法人 ISPA Japan)
チャリティ体験セーリングのそもそもの趣意は、ISPAヤングマリナープログラムへの経済的支援基盤を確保することですが、参加者の皆さまからは「また次回も参加したい」、「次回は友達を誘って来たい」などの声を多くいただきました。
今回のイベントを通じ、海の世界により多くの人を誘うことができ、ひいてはそれがマリン業界のビジネス発展に資するものとなれば、私どもとしても望外の喜びでございます。
また、今年開催したISPA Japan主催のISPAヤングマリナープログラムの内、国内で開催した〈BLUE OCEAN みらいへ〉帆船コースでは、キールボートでのトレーニングも行いました。ウクライナ大使館のご協力もいただきながら日本、ウクライナ、米国をはじめとする外国の若者も参加し、大変盛り上がりました。
2025年度も、年2回のチャリティ体験セーリングを予定しています。引き続きご支援を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。
来年度の日程詳細はこれからの決定になりますが、現時点では本年と同様、5月と9月の最終日曜日での実施を見込んでいます。ぜひとも多くの皆さまのご参加をお待ちしております。
「ISPA Japan主催チャリティ体験セーリング」
開催日時 :2024年5月26日(日)、9月29日(日) 午前の部 10~12時、午後の部 14~16時(各日2回実施)
場所:横浜ベイサイドマリーナ、横浜市金沢区沖海面
参加者:計58人(5月27人、9月31人)
寄付金総額 :123,000円
運営艇:各回4艇
海上ボランティアスタッフ:艇オーナー、ISPAインストラクター、クルー(ISPAサーティフィケート保持者、延べ20人)
陸上ボランティアスタッフ:受付その他(ISPAサーティフィケート保持者、延べ8人)
※関連記事は月刊『Kazi』2025年1月号に掲載予定。バックナンバーおよび電子版をぜひ