毎年春の訪れを告げるレースイベントとしておなじみの「舵杯ヨットレース(KAZI CUP)」。昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止を余儀なくされたが、45回目の開催を迎える今回、例年以上の内容で準備が進められている。
舵杯は、大阪湾を中心に、毎年さまざまな場所を拠点に開催されてきた。前回(2019年)は香川県・高松が舞台となったが、今年は大阪の淡輪(たんのわ)ヨットハーバーで実施される。注目は、その淡輪の人気レース「岬町長杯ヨットレース」「関空一周ヨットレース」とのコラボレーション。この3つのレースイベントがリンクし、「淡輪・春のヨットレースウイーク」として行われる予定だ。
まず4月25日(日)に舵杯、5月3日(月・祝)に岬町長杯、5月4日(火・祝)には関空一周ヨットレースと、淡輪を舞台に三つのレースが2週にわたって続く。この試みは今回が初めてであり、どのレースも例年以上に盛り上がることは必至。今年のゴールデンウイークは、淡輪が熱くなりそうだ。
3レースとも、3月15日(月)午前 9時から、各レースのウェブサイトでオンラインエントリーを開始。エントリーはオンラインのみの受付となっている。
第45回舵杯ヨットレース
●コース:淡輪ヨットハーバー沖 ブイ回りレース(約15マイル)
●日程:4月25日(日)
●参加料:1艇15,000円(JSAF登録艇は12,000円)
●乗員登録料:1人3,500円
https://kazicup.com/
第5回岬町長杯ヨットレース
●コース:淡輪ヨットハーバー沖 ソーセージコース×2本
●日程:5月3日(月・祝)
●参加料:1艇13,000円(関空一周ヨットレースの参加料を含む)
●乗員登録料:1人2,500円
※関空一周ヨットレースの参加料を含む。
※関空一周ヨットレースにエントリーしているJSAF登録艇のみエントリー可。
http://kanku.yacht-race.net/
第10回関空一周ヨットレース
●コース:淡輪ヨットハーバー沖〜関空島〜淡輪ヨットハーバー沖
※第2マークまでを第1レース、全航程を第2レースとする
●日程:5月4日(火・祝)
●参加料:1艇12,000円(JSAF登録艇は10,000円)
●乗員登録料:1人2,500円
http://kanku.yacht-race.net/
2019年の舵杯には、自作艇やダブルハンド艇など、さまざまな艇が参加した。
45回目の開催を迎える舵杯が、今年はさらに充実の内容でセーラーを待っている。
もちろん、月刊『Kazi』スタッフも取材に伺う予定。たくさんの皆さんをお会いできることを楽しみにしています!
※下の写真は2019年舵杯(高松開催)のときのもの
舵杯の常連艇、〈赤兎(せきと)〉。後藤オーナー自作の木造艇だ
ダブルハンドで出場した〈フロンティア9〉(ヤマハ31S)
(文=Kazi編集部/松山 暁 写真=山崎武敏)