海ガールの矢口あやはさんが、シングルハンドディンギー「レーザー級」で、スロープからの出着艇に挑戦する企画。一人乗り経験もほぼないあやはさん、果たして出着艇できるのでしょうか?
コーチはプロセーラーの本吉夏樹さん。これまで多くのアマチュアセーラーをレースで勝たせてきた、超実績のあるプロ中のプロです。現在は大学ヨット部のコーチもしているので、まったくの初心者相手のコーチングもお手の物。
しかし「え……、タッキングとジャイビングもまだひとりでできないんですか? うーん……。ま、やってみましょう」と本吉さん。
どうなる? こうなる?
まずは座学から。出着艇は、スロープのどの場所から出るか、目指すかが重要!
アップウインドの出艇は、基本的に風が振れたサイドから出る。
ダウンウインドの出艇も考え方は同じだが、中央よりを意識する。
アップウインドの着艇は、風が振れたサイドを目指してスロープへ。
ダウンウインドの着艇は、基本的に中央からを意識すること。
この日はスロープへ向かって吹くアップウインドの風。では、スロープのどこから出るか……。
風は微妙に左側に傾いていることが分かった。
では、スロープの左端から、ポートタックのクローズホールドで出よう!
出艇初挑戦! 「何事も荒療治」がモットーの本吉さん。
なんと、いきなりひとりで出艇を要求(笑)。
まずは船を押して乗り込み、センターボードを入れる。
続いてラダーを入れる。
針路を保持 これで出艇は一応完了。
ぐるっと戻って……
着艇。まずはセンターボードを上げる。
ラダーのロックを外し、上げる。
着艇完了です!!
なんと、いきなりひとりでできてしまった!
「ね、できたでしょう?」と、笑顔の本吉さん。
「よぉし、行ってこい☆って先生、子を千尋の谷へ落として鍛える父ちゃん獅子でしたああ!」とあやはさん(笑)
そのあと、何度も出着艇を練習。微風とはいえ、かなり上達しました
最後は風速8ノットくらいになりましたが、それでも無事に着艇完了。すばらしい1日でした
沖に出て、ちょっとだけタッキングの練習も。
「タッキングとジャイビングは、ちゃんとしたスクールに行ったほうがいいですよ」と本吉さん ということで、
その様子はまた次回に!
レーザー級、出着艇の動画はコチラ
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(文=Kazi編集部/中村剛司 画像=舵社/山岸重彦)
※本記事は月刊『Kazi』2020年12月号にも掲載。バックナンバーおよび電子版をぜひ
Kazi誌にて連載「矢口あやは、海ガールはじめました!」執筆中。6月14日、大阪生まれ。ライター、ときどきイラストレーター。旅行誌やカルチャー誌を中心に、グルメ、歴史、美容などのジャンルで活動。生物が好きで2014年に狩猟免許を取得。夢はヨットで世界一周。
ブログ: https://ayaha-yaguchi.amebaownd.com/
インスタグラム: https://www.instagram.com/ayaha614/
note : https://note.com/sakusaku_ok
本吉夏樹さん