矢口あやは さん、レーザー 級 で出着艇に挑戦!

2020.12.31

海ガールの矢口あやはさんが、シングルハンドディンギー「レーザー級」で、スロープからの出着艇に挑戦する企画。一人乗り経験もほぼないあやはさん、果たして出着艇できるのでしょうか?

コーチはプロセーラーの本吉夏樹さん。これまで多くのアマチュアセーラーをレースで勝たせてきた、超実績のあるプロ中のプロです。現在は大学ヨット部のコーチもしているので、まったくの初心者相手のコーチングもお手の物。

しかし「え……、タッキングとジャイビングもまだひとりでできないんですか? うーん……。ま、やってみましょう」と本吉さん。

どうなる? こうなる? 

 

まずは座学から。出着艇は、スロープのどの場所から出るか、目指すかが重要!

アップウインドの出艇は、基本的に風が振れたサイドから出る。

ダウンウインドの出艇も考え方は同じだが、中央よりを意識する。

アップウインドの着艇は、風が振れたサイドを目指してスロープへ。

ダウンウインドの着艇は、基本的に中央からを意識すること。

 

この日はスロープへ向かって吹くアップウインドの風。では、スロープのどこから出るか……。

風は微妙に左側に傾いていることが分かった。

では、スロープの左端から、ポートタックのクローズホールドで出よう!

 

出艇初挑戦! 「何事も荒療治」がモットーの本吉さん。

なんと、いきなりひとりで出艇を要求(笑)。

 

まずは船を押して乗り込み、センターボードを入れる。

続いてラダーを入れる。

針路を保持 これで出艇は一応完了。

ぐるっと戻って……

着艇。まずはセンターボードを上げる。

ラダーのロックを外し、上げる。

着艇完了です!! 

なんと、いきなりひとりでできてしまった!

 

「ね、できたでしょう?」と、笑顔の本吉さん。

「よぉし、行ってこい☆って先生、子を千尋の谷へ落として鍛える父ちゃん獅子でしたああ!」とあやはさん(笑)

 

そのあと、何度も出着艇を練習。微風とはいえ、かなり上達しました

 

最後は風速8ノットくらいになりましたが、それでも無事に着艇完了。すばらしい1日でした

 

沖に出て、ちょっとだけタッキングの練習も。

「タッキングとジャイビングは、ちゃんとしたスクールに行ったほうがいいですよ」と本吉さん ということで、

その様子はまた次回に!

 

レーザー級、出着艇の動画はコチラ

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(文=Kazi編集部/中村剛司 画像=舵社/山岸重彦)

※本記事は月刊『Kazi』2020年12月号にも掲載。バックナンバーおよび電子版をぜひ 

 


矢口あやは

Kazi誌にて連載「矢口あやは、海ガールはじめました!」執筆中。6月14日、大阪生まれ。ライター、ときどきイラストレーター。旅行誌やカルチャー誌を中心に、グルメ、歴史、美容などのジャンルで活動。生物が好きで2014年に狩猟免許を取得。夢はヨットで世界一周。

ブログ: https://ayaha-yaguchi.amebaownd.com/

インスタグラム: https://www.instagram.com/ayaha614/

note : https://note.com/sakusaku_ok 

 


本吉夏樹さん

ヨット歴 31年。マッチレースからオフショアまで好成績を残すプロセーラー。現在はコーチングプロとしても活躍。 好きな食べ物はアイスクリーム。

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