月刊『BoatCLUB』で連載中の「突撃! マリーナレポート」は、全国のマリーナを巡り、その特徴や素晴らしさを読者諸氏にお伝えする連載。舵オンラインでも、その一部をご紹介しよう!!
今回紹介するのは、静岡県熱海市のスパ・マリーナ熱海です。
※掲載情報は、取材当時(2023年11月)のものです。
空気感は地中海。広い海に加えてアフターボーティングも充実の環境
静岡県熱海市
スパ・マリーナ熱海
(トップ写真説明)
マリーナの全貌をドローンで撮影。美しい海と桟橋、公園、浮かぶボートたち、そのすぐうしろには一大温泉地である熱海の街……なんとも魅力的な眺めだ
1989年創業のスパ・マリーナ熱海は、隣接する親水公園と相まって、まるで地中海リゾートのような雰囲気。首都圏から新幹線で1時間程度でアクセスでき、しかも駅、繁華街、海という三者が極めて近いという、非常に便利な立地にある。
創業当初は北側の端に造られた第1桟橋のみという小ぢんまりとした規模からのスタートだったが、その後の数年間で、第1桟橋の増築を経て南隣に第2桟橋、続けてさらに隣に第3桟橋と、係留施設の規模を広げていった。
現在ではクラブハウスと併設のカフェ(2024年夏にリニューアル)、そして遊覧船〈サンレモ〉など、ソフト面も充実したマリーナとなっている。
(上)クラブハウス外観。奥側にはカフェが併設されている(取材当時は「サンレモカフェ」という店名だったが、2024年8月に「フィッツダイニング」の名でさらにオシャレになってリニューアルオープンした模様!)
(下)事務所内。手前のテーブルと椅子は、ボートオーナーたちが待ち合わせに使ったりひと休みしたりするために置かれている
第3桟橋は契約艇の係留保管のほか、ビジターバースや遊覧船〈サンレモ〉の発着場所としても運用されている
目の前に広がる雄大な海に、電気も水も使用可能という環境は、別荘感覚でマリーナステイを楽しむのに、この上ない条件だ。そのため、契約艇の実に90%以上が、東京や神奈川などの首都圏在住のオーナーさんなのだそう。
(上)第1桟橋の隣には、マリーナ創業の前年に完成した親水公園のムーンテラスが広がっている。取材日も、散歩したり写真を撮ったりする人たちでにぎわっていた
(下)ムーンテラスのさらに北側には、リゾートホテルやヤシの並木を背にした熱海サンビーチが広がる
(文=新谷祥子/写真=『BoatCLUB』編集部)