ゼリ・ジャパンが所有・運航する練習帆船〈BLUE OCEAN みらいへ〉が、メンテナンス・ボランティアスタッフを募集している!
来たる2025年開催の大阪・関西万博へ向けて、美しい姿で世界中の皆さんをお迎えするにあたり、セールとシュラウドの入れ替え作業を展開中。そのボランティアスタッフの募集だ。
第1期(2024年12月4~27日)はすでに進行しており、今回の募集は第2期以降。 全長約52mの3本マストのトップスルスクーナーの修理・修復に携われる貴重なチャンス。帆船ファンはもちろん、楽しい海の体験ができるのでセーラー&ボーター以外の皆さんにも、思い出深い経験になるはず。
また、ボランティアに参加された場合、希望者は活動中の〈BLUE OCEAN みらいへ〉船内に無料で宿泊できるそう!
さらに、参加いただいた方へのスペシャル特典として、2025年春の展帆イベント(4~6月/大阪近郊にて開催予定)への招待もあるとか。これはすごい! 巨大な帆船に乗ってみたい方は、ぜひ応募しよう!
タイトル写真 | 母港である神戸港に係留される練習帆船〈BLUE OCEAN みらいへ〉。船型:全通平甲板型/帆装:横帆3枚(約215㎡)、縦帆10枚(約568㎡)、総帆13枚(約783㎡)/メインマストの高さ:上甲板上約30m
【ボランティア募集要項】
●募集人数
20人程度
●活動期間
第1期 2024年 12月4日(水)~12月27日(金)
第2期 2025年 1月7日(火)~1月22日(水)
第3期 2025年 1月23日(木)~2月28日(金)
※期間中の土日祝日も活動日です。
●参加費用
無料
※活動場所までの交通費、滞在中の生活費はご負担をお願いします。
●募集対象
■上記活動期間のうち、少なくとも5日間を終日ご参加いただける方。
■誠実で〈帆船みらいへ〉の方針、船員の指示に従っていただける方。
■15歳~22歳くらいまで。(高校生以上、学生の方限定)
■18歳未満の方は保護者の同意書が必要です。
●参加日程の決定
応募いただいた方には別途参加希望日をお伺いしますので、合計で5日間以上の登録をお願いします。参加をお願いする日程は、改めて事務局よりご連絡します。作業場所や用具の都合上、同時に活動できる人数が限られるため、希望日にご参加いただけない場合がございます。
●活動内容
■ワイヤのサービング(第1期・第2期)
〈みらいへ〉の3本のマストを支えているワイヤ(シュラウド)を交換します。それに先立ち、船外で新しいワイヤのサービング(油を塗ってロープを巻き付ける加工)を行います。
作業場所:神戸かもめりあ中突堤中央ターミナル(帆船みらいへ停泊場所)
■ラットライン製作(第1期・第2期)
シュラウドの縦に張ったワイヤに対して、横に渡して縄ばしご状にするロープ(ラットライン)を新しく作り直します。ロープを加工する作業です。
作業場所:神戸かもめりあ中突堤中央ターミナル(帆船みらいへ停泊場所)
■セール製作(第1期・第2期・第3期)
古くなったセールを新しく作り直します。生地を切り出して縫製し、ロープの取り付け箇所などを加工する作業です。
作業場所:神戸大学深江キャンパス(帆船みらいへ停泊場所から徒歩・電車で40分ほど)
※ご担当いただく作業の割り当てについては、進捗などに応じて当日決定します。
※いずれの作業も陸上(帆船みらいへ甲板上または係留桟橋上、セール製作については大学施設屋内)での手作業になります。高所作業や電動切断工具の使用といった大きな危険を感じられるような作業はございませんので安心してご参加下さい。ただしワイヤや縫い針を触りますので、船員の安全指導に従って、怪我には十分気をつけた活動をお願いします。
※活動時間は基本的に途中休憩を挟んで、午前9時~午後5時です。暗くなってからの作業は行いません。
●宿泊
第1期・第2期においては、神戸に停泊中の〈みらいへ〉に滞在可能です。希望者はご自宅の場所にかかわらず、参加中(前後移動日含む)を船内に無料で宿泊いただけます。
※相部屋の練習生ベッドルームです。また、司厨員不在のため食事の提供はありません。
第3期は〈みらいへ〉が遠方のドックに入ってしまうため、船内宿泊はできません。宿泊が必要な場合、ご自身で手配・ご負担ください。
●交通費
原則として交通費の支給はありません。
ただし神戸大学深江キャンパスでのセール製作をお手伝い頂く方で、帆船みらいへに宿泊される場合のみ、その間の移動交通費を支給します。
●参加者スペシャル特典
本ボランティアにご参加頂いた皆さんを、2025年春の展帆イベント(4~6月に大阪近郊で実施予定)にご招待します。帆船みらいへに乗って、みんなで作った真新しいセイルを広げましょう!
(文=中村剛司/Kazi編集部 写真=ゼリ・ジャパン)
※関連記事は月刊『Kazi』2025年2月号に掲載予定。バックナンバーおよび電子版をぜひ