
今春竣工予定の日本郵船の自動車専用船に搭載される自律航行システムに、古野電気が開発した「避航操船支援システム」が採用される。
避航操船支援システムは、航海用レーダーをはじめ各種センサーからの情報を統合し、自船周囲のターゲット情報を正確に把握⇒情報をもとに衝突リスクを算出・表示⇒日本海洋科学の船舶自律化システム向け行動計画策定ソフトウェアと連携、最適な避航航路を自動立案&航路制御する。
また同船の航海用レーダーやECDIS(電子海図情報表示装置)などの航海機器パッケージにも古野電気製品を搭載されるとのこと。

2026年春に竣工予定である日本郵船の自動車専用船の完成予想図。安全運行と省力化を追求した「マリンDX」機器が多数搭載される

古野電気の避航操船支援システム
近年の船舶の大型化や交通量増加は、操船の難易度の難化、搭載機器の複雑化などによる乗組員の負担増加を引き起こしていた。
また、航海中の事故の原因の7割近くはヒューマンエラーに起因するとされ、事故の予防と船上業務の効率化が求められている。
マリンDX化の推進は、乗員の負担軽減だけではなく、事故削減、環境負荷軽減、運航の信頼性向上にもつながっていくだろう。
(文=川野純平/Kazi編集部、写真=古野電機)
(問い合わせ)古野電機