今年のゴールデンウイークは外洋ヨットレースが熱い!
「DMG MORI オーシャンスプリングフェスティバル2025」は、5月3日にラグナマリーナ沖(愛知県蒲郡市)をスタートし、八丈島を回航し、横浜ベイサイドマリーナ沖(神奈川県横浜市)のフィニッシュラインを目指すという、実に350海里(約648km)の外洋ヨットレースだ。公式サイトに掲載されている参加艇リストを見ると、7艇がエントリーしていることが確認できる(2025年4月4日現在)。太平洋を舞台に熱い戦いが繰り広げられることは必至だ。
また、本レースの開催趣旨の一つに、「日本でももっと外洋セーリングが広く普及してほしい」ということがあり、コースの距離を少し短くし(蒲郡→利島→横浜の200海里:約370km)、より多くのセーラーに参加しやすくした「DMG MORI オーシャンスプリングフェスティバル short 2025」も別途開催される。こちらは4月14日がエントリー締め切りとなっているので、ぜひこの機会に外洋ヨットレースにチャレンジしてみてはいかがだろうか。
レース中は公式サイト経由で、参加艇のトラッキング情報(現在位置情報)を閲覧することができる予定。レースに参加しているセーラーはもちろんだが、陸上にいる私たちも随時レースの様子を手に汗握りながらチェックすることができるというわけだ。
また、このレースならではの取り組みの一つが、「マイクロプラスチックの拡散分布調査」。地球環境に配慮することができるセーラーという観点から、SDGsの目標: #14(豊かな海を守る)の活動の一環として、レース参加艇全艇がヨット曳航型の機器(上写真)を使って採取活動を実施する。
5月6日には横浜ベイサイドマリーナで表彰式が開催されるが、「誰もが楽しめる海の休日」を合言葉に、さまざまな催しが開催される。
13:00~15:00には、隣接するアウトレットモール内のくじら広場で、各種ステージイベントも用意されている。海洋冒険家 白石康次郎さん(DMG MORI SAILING TEAMスキッパー)のトークショーをはじめ、JAMSTEC(国立研究開発法人 海洋研究開発機構)による海洋ゴミをテーマにした発表会など、広く一般の人たちに海を知り、海を感じてもらえるようなメニューが盛りだくさん。
また、このエリアには、ヘリーハンセン(白石さんのウエア展示・販売)、リセールファクトリー(ヨットのセールを使ったワークショップ)、SUP体験など、海に関するさまざまなブースが並ぶ予定(10:00~16:00)。ゴールデンウイーク最後の1日を海辺で過ごすには、ぴったりのイベントになりそうだ。
(文=安藤 健/舵社)
①DMG MORIオーシャンスプリングフェスティバル2025
●コース:ラグナマリーナ(蒲郡)沖~八丈島(反時計周り~横浜ベイサイドマリーナ沖(全航程:350海里)
②DMG MORIオーシャンスプリングフェスティバル short 2025
●コース:ラグナマリーナ(蒲郡)沖~利島(反時計周り~横浜ベイサイドマリーナ沖(全航程:200海里)
●スケジュール:
5月2日(金)/ラグナマリーナ
13:00 艇長会議
14:00 安全講習会(白石康次郎さんによるセミナー講演)
16:30 前夜祭
5月3日(土・祝)/ラグナマリーナ
8:45 ドックアウト~参加艇パレード
10:00 スタート
5月6日(火・祝)/横浜ベイサイドマリーナ
クロージングセレモニー
13:00~15:00 ステージイベント
・白石康次郎さんトークショー
・JAMSTECによる海洋ゴミをテーマにした発表会
・表彰式
15:00~17:00 レース参加者パーティー
(問い合わせ)
オーシャンスプリングフェスティバル2025実行委員会
E-mail: ocean.spring.festival@gmail.com
●公式ページ
https://www.ocean-festival.jp/
● Facebook
https://www.facebook.com/profile.php?id=61572338593794