5月3日10:10に蒲郡沖をスタートした「オーシャンスプリングフェスティバル2025short(蒲郡→利島→横浜:200マイル)」。くしくも参加3艇が、いずれもダブルハンド(2人乗り)ということになったのも興味深い。
序盤から20kt前後の風に恵まれ、高速でのレース展開に。3艇がせめぎ合う展開のまま、翌4日8:00には全艇が利島を回航し、南寄りの風を受けながら横浜沖のフィニッシュラインを目指した。
4日午後は時折20ノットを超える風が吹き続け、3艇は一気にフィニッシュラインを目指した
4日15:06:07(1日4時間56分7秒)でラインオナーとなったのは、〈KLCホライズン9〉(ジャノー・サンオデッセイ30OD)。外洋ダブルハンドミックス種目で世界を目指す邨瀬愛彦オーナー/艇長(左)と井口七海さんのペアだ。昨年進水したばかりのニューボートで、新しいペアでの初陣を見事に勝利で飾った。
昨年のパールレース以来のロングレース参戦となった〈DMG MORI GLOBAL ONE MINI 867〉。大島付近でセールトラブルがあり、やむなく大島の西側を通るコースを選択するも、その後は一気に追い上げを見せ、着順、最終順位とも堂々の2位。澤田皓希艇長(左)と木谷悠二さんの若武者ふたり。
ダウンウインドに強い他の2艇を相手に、序盤戦は非常によい走りを見せた〈バディ〉(J/V9.6CR)。西垣健作艇長(右)と杉浦博之さん。
同時開催されている「DMG MORIオーシャンスプリングフェスティバル2025(蒲郡→八丈島→横浜:350マイル)」は、〈マンデーナイト〉(TP52)が4日18:06:37にトップフィニッシュ。こちらも白熱の戦いが続いている。
(文・写真=安藤 健/舵社)
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