うちのコが一番ですから! わんこ4匹、どのコが表紙に? Kazi4月号編集秘話。ボツの表紙も大公開!

2026.04.02

月刊『Kazi』2026年4月号(3/5発売)の表紙を覚えておいでだろうか? そう、ゴールデンレトリバーのパースくんがどーんと掲載された、超かわいい表紙だ。ペット雑誌か!? と間違えて購入した人もいたとかいないとか(いてほしい)。舵誌94年の歴史の中で、わんちゃんが表紙になった号はあるにはあるが、ここまで大きく載ったことはないのだ。

◆メインカット
photo by Akito Ochiai| 〈スターボード Jr.〉(N/M36)の艇上で一緒にセーリングする、村越一夫オーナーとパピーくん

 

現在、Kazi編集部のメンバーは4人。ナカムラ、ぐっさん(モリグチ)、ジュンペイ、アリガ。かわいいわんちゃんをそれぞれ担当した。取材を終え、表紙を選ぶため各担当ページの候補写真の提出を求めた。通常は、「4月号、そろそろシーズンインですし青空の抜け感のある写真がいいですよね」とか、「春めいたセーリング風景で読者の気持ちもぽかぽかにしたい」などといった、編集者らしい建設的な意見が飛び交い、穏やかな議論が行われる。

しかし、しかしである。取材を通して各編集者は、それぞれのわんちゃんへの愛情が限界突破。

「いや、絶対にこのコがいいですって!」

「いいえ! ゴールデンレトリバーが最強です!」

「まて、黒柴の底力をなめちゃいかん」

 「ちょっと待ってください! うちのコが一番ですから!」

いや、君んちのわんこではない。オーナーさんとこのコだ。 もう完全に親御さん気分となった4人の編集者。まずは、それぞれのベストショットを提案してもらおう。

 

各担当者が出した、表紙候補ベストショット!

 

Entry No.1
わんこ:パースくん(ゴールデンレトリバー/オス)
担当編集:ぐっさん
撮影:山岸重彦

ぐっさんコメント
つぶらな瞳で優しい顔をしたパースが、とても愛らしい1枚です。 飼い主のご夫婦がパースを愛おしそうに見ている構図もいいと思いました。 また、パースの瞳に光が当たっていることと、ちょろっと出た舌も決め手です。

 

Entry No.2
わんこ:まめくん(黒柴/オス)
担当編集:ナカムラ
撮影:山岸重彦

ナカムラコメント
豆柴系ミックスの飼い主であった山岸カメラマンの熱量がやばかった。 まめくんを選ばないと、舵社における編集部と写真部の関係性の悪化を招きかねない事案。 なんとしても通したい。チーフとしての権限を使ってしまおうか・・・。

 

Entry No.3
わんこ:パピーくん(パピヨン/オス)
担当編集:ジュンペイ
撮影:落合明人

ジュンペイコメント
きょろきょろとあたりを見渡しながら、ヨットの上を冒険(散歩)するパピーと、それを後ろで優しく見守る村越一夫オーナーの構図があまりにも尊い。 すべての犬好きセーラーの目に触れるべきと判断し、表紙に推した。

 

Entry No.4
わんこ:タフィちゃん(シュナプー/メス)
担当編集:アリガ
撮影:山岸重彦

アリガコメント
オーナーとご友人の女性お二人が優雅にランチを楽しんでいる背景と、タフィちゃんがカメラに向かってペロリと舌を出した決定的瞬間を捉えていたのがお気に入りでした。

 

そして・・・

最終的にこの2作品に絞られた!

左:パースくん(ゴールデンレトリバー/オス)、右:まめくん(黒柴/オス)
デザイン=スゲノ

カメラマン・山岸コメント
パースは、年齢的にも、落ち着いてましたね。ゆっくりしてくれるので、撮りやすかったです。飼い主さんが抱えてキャビンに入れているのを見て微笑ましかったです。
一方、まめは、僕んちにいたのはシバの雑種で茶色だったのですが、毛並みの触った感じなど、懐かしかったです。常に動いてる元気いっぱいなコでしたね。こちらをじっと見てくれるので、フォトジェニックでした。どちらが表紙になってもいいなと感じていました。

 

 

ここからさらに議論は白熱!
見事勝利に輝いたのは!

パースくんでした。おめでとう!
デザイン=スゲノ

僅差で選ばれなかったまめくんの表紙も捨てがたいものがある。ここで公開できてよかった!

デザイナー・スゲノコメント
年に1回くらいは、こういった癒し系特集をお願いします。
制作部も癒されたいのです(笑)

 

では、優勝した(優勝ではないけど)、担当編集者・ぐっさんから一言
「勝利を確信していました」

 

続きまして、トビラの選考です。

 トビラとは特集の一番頭にある、見開きページのこと。第1特集の場合は見開きどーんの写真を使うことが多いのです。 では、再度、候補写真をお願いします!

 

Entry No.1
わんこ:パースくん(ゴールデンレトリバー/オス)

 ぐっさんコメント
前を向いて、一緒にセーリングを楽しんでいる雰囲気が出ているパースの姿がいいです。

 

Entry No.2 
わんこ:まめくん(黒柴/オス)

ナカムラコメント
表紙はパースくんだったので、トビラはぜひともまめくんで!

 

Entry No.3
わんこ:パピーくん(パピヨン/オス)

ジェンペイコメント
村越さんを背中にして安心しているのか、ペタンと座るパピーのくつろぎ感と、セーリングの風を感じている様子が良かったので推薦。表紙では敗れてしまったものの、トビラでは勝利を確信している。

 

Entry No.4
わんこ:タフィちゃん(シュナプー/メス)

アリガコメント
笑っているように見えるタフィちゃんと、それを愛の溢れる笑顔で見つめるオーナーのえりさんがすてきでした。

 

そして・・・

表紙で勝利した者も、そうでない者も、その結果に息をのむ。 トビラでリベンジかいやいや、やっぱりパースくんなのか。

 選ばれた写真がこちら!

 

え?
デザイナー、のこさんのコメント 「この写真がかわいい~

 

そして完成したトビラがコチラです。結局パースくんの2連勝。しかも、予想だにしない写真が選ばれた。

デザイナー・のこさんコメント
「ああ、みんなかわいい。どうしよ、どうしよ」と迷っていたところ「こういうのもありますよ」と横からスッと差し出されたのがこちらの写真。
なんというインパクト。もはや床と一体化しているようなパースくんの無防備な姿が決め手でした。
後方からのオーナーさんのやさしい視線も感じられ、あたたかなトビラになったと思います。

 

 

ラフ(デザイナーさんに渡す設計図)もラクチンでした(笑)

 

トビラ撮影の様子(このときはこの作品がトビラになるとは思っていない)。左がぐっさん、右が山岸。パースくんをわしゃわしゃ中

 

まめくんの撮影(このときは、表紙とトビラを確信して撮影していた)

 

パースくんおめでとう!

 

そんな親ばかバトルについて解説する動画がコチラ

 

 

それぞれの記事もチラ見せします。本誌をちゃんと読んでね(笑)

表紙やトビラに選ばれなかった写真は、こうしてちゃんと中面で使用しているのでご安心ください!

 

(文=中村剛司/Kazi編集部 写真=山岸重彦(舵社)、落合明人(舵社))

 

月刊『Kazi』2026年4月号に関連記事あり。バックナンバーおよび電子版をぜひ


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