舵社 用品事業部の佐藤です。
私が1990年代に初めてハワイを訪れた際のこと、「レインスプーナー(reyn spooner)」を“発見”したときには、大きな衝撃を受けました。
アイビースタイルの薫陶を受けた世代ですから、ボタンダウン襟にプルオーバー、ウォッシュアウト風の裏生地というスプーナースタイルに、一発でとりこになりました。現在50代後半の私と同世代の方には、そんなスプーナーファンは多いんじゃないかと思います。
時は流れて2015年、念願かなって舵社 用品事業部でも、レインスプーナーの取り扱いができるようになりました。
今回、これまでに弊社で取り扱ってきたコレクションをあらためて振り返り、前後編の2回に分けてご紹介します。
レインスプーナーは、基本的に年ごとに柄が変わってしまうので、ほとんどがもう手に入らないモデルばかりなのですが、マリン柄にこだわって選んだ「KAZIコレクション」です。
●Transpac 2015
太平洋横断レース「トランスパック2015」の記念モデル。個人的には、トランスパックモデルの中では一番のお気に入りです
●Key Largo
「キーラーゴ」というと、スチールドラムとビーチボーイズの名曲「KOKOMO」を思い出します(それしか知らないかもしれませんが……)。カリブ海に浮かぶセーリングボートの涼しげなデザイン。前開きが似合うモデルです
●yachtting tapa
セールボート魂満載! 国際信号旗やアンカー、浮環など、セーリングにちなんだモチーフが散らばります
●RIGGERS PURSUIT
ビッグゲーム(トローリング)もハワイらしいテーマの一つ。ビルフィッシュ(カジキ)にマヒマヒ(シイラ)、そしてそれを追うスポーツフィッシャータイプのボート。ハワイです! でも、意外ととモーターボート柄って少ない気が……。
●KAMAKA UKULELE100
ウクレレファンにはたまらない、「カマカウクレレ」100周年の記念モデル
●AVALON BY THE SEA
カリフォルニア、サンタカタリナ島アバロンの風景を描いたクラシックプリント。アロハシャツにはさまざまなモチーフが使われますが、こうした「風景柄」も定番の一つであります
●HO' OKANI
「ホ オカニ」は、ハワイ語で打楽器を意味する言葉です。スラックギターやウクレレ、プレリ、イプ、ドラムなどが描かれた、音楽テイストあふれる一着に仕上がっています
●A'U I NALU
だし香る和柄テイストの一着。波とマグロをモチーフにした、素敵な色具合のシャツです
●BAY SIDE REGATTA
古き良きクラシックスクーナーレースがモチーフ。ダイナミックなセーリングシーンを想起させる一着です
●HAPU'U
シダの葉をモチーフにした一着。自然とともに生きてきたハワイの人たちにとって、シダは神聖な植物として親しまれてきました。マリンとは関係ありませんが、思わず仕入れてしまいました
●REYN'S CUP
ヨットレースっぽい柄。「REYN'S CUP」というレースがあったのかな
●COASTAL TOWNS
ボタンフロントが似合う、サンセットテイストのサーフ&ビーチ柄。クラシックスタイルのワゴンカーもイイ感じです
●'Ino Kai
大海原を渡ったポリネシアのダブルカヌーやアウトリガーカヌーをモチーフにした一着。勇壮な絵柄です
●Transpac2017
太平洋横断レース「トランスパック」2017記念モデル。Reyn Spoonerは、このレースの公式スポンサーも務めています。記念コレクションを毎回集めていくのもおすすめ
レインスプーナーのたくさんのモデルの中から、毎年厳選して皆さまにお届けしている「KAZIコレクション」、いかがでしたか?
(文=舵社 用品事業部/佐藤唯史)