リバーSUPに魅了された、ある日の取材日記

2022.06.19

4月初旬、多摩川の上流は奥多摩にある御岳渓谷に出向き、リバーSUP試乗会の模様を取材させていただく機会を得た。ここ数年、リバーSUPが急速に人気を集めているとは耳にしていたが、板の上に浮かんでパドルで漕いでいるだけの楽ちんなスポーツなんだろうなぁというイメージしか持っていなかった。

この日は天候にも恵まれ、桜が咲き誇る深緑の木々の隙間から日射しが差し込み、川に反射してキラキラと輝く場所で試乗会が始まった。

 

試乗会参加の受け付けがスタート

 

主催者からの説明に耳を傾けるみなさん

 

いろんなタイプのボードが用意されていた

 

試乗会には、大人から子供まで幅広い年齢層が集まった。

今回の試乗会を主催したのは、アウトドア用品やリバーSUPを販売しているスター商事。運営を協力してくれたのは「River Base HALAU」というSHOPの代表を務める高畑将之(たかはた・まさゆき)さん。リバーSUPのエキスパートであり、リバーSUPの普及にも尽力している人物だ。

 

手続きを終えた参加者は、いろいろな種類のボードの中から自分好みの一枚を選んで川岸へ移動。最初は流れの穏やかな水面にボードを浮かべ、思い思いにパドルを漕ぎ始めた。

ボードに慣れてくると、今度はやや川の流れが強い場所へ移動。そこには大きい岩がボコボコあり、流れに乗って岩に衝突しないようにバランスをとりながらパドリングしなければならない。非常にボードコントロールの難しい場所だが、リバーSUPの醍醐味が味わえるところでもある。そんな場所でも小学生はスイスイと乗りこなし、筆者と同じ世代(間もなく還暦!)の人も、優雅にパドリングを楽しんでいる。経験を重ねれば、あそこまで上手く乗れるのかと、とても感心してしまった。

 

緩やかな流れの場所にSUPを浮かべて試乗開始

 

慣れてきたところで、少し流れが強い場所に移動

 

子供だちもスイスイとSUPを乗りこなしていた

 

経験者は、さすがにボードコンロールがうまい

 

今回初めてリバーSUPを見て感じたのは、ボードの上という狭い場所でうまく進むためには、下半身でバランスを取りながらも上半身は激しく動くため、体幹の重要性が求められるスポーツなんだと感じた。一方、遊びとしてのSUPは自由度も高く、水上散歩してもよし、ボードの上でポーズを決めるのもよし、ただ寝っ転がるだけでもOKで、自己流の楽しみ方で楽しめる、休日にはぴったりのアクティビティーだと思う。

案外自分にも合っていそうな気がしてきて、リバーSUPの面白さにすっかり魅了されてしまった次第。この夏は、リバーSUPに初挑戦してみよう!

 

なお、6月21日発売の『カヌーワールド』VOL.24では、このリバーSUPの記事を紹介しています。きっとアナタもやりたくなりますよ~。

 

(文=舵社/島瀬堅太郎、写真=舵社/宮崎克彦)

 

●取材協力
River Base HALAU
https://halau.tokyo.jp/
TEL: 0428-74-9266

 

『カヌーワールド』VOL.24
●発売:2022年6月21日
●サイズ:A4
●ページ数:160ページ(カラー143ページ・モノクロ17ページ)
●価格:1,420円(本体1,300円+税10%)
●発行:舵社

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