最近ボートに貼られているのをよく見かける「シーデック(SeaDeck)」。見た目はもちろんのこと、機能性も高く、愛艇に施工する人が増えている。
シーデックとは、アメリカにあるハイパフォーム社が扱うEVA素材を使ったボート用マットのブランド。創業者はサーファーで、サーフボードに貼ることからスタートして、それをボートに転用していったそうだ。
EVA全般はカラーやデザインの自由度が高いのが特徴だが、中でもシーデックは群を抜いているそうで、デザイン性と色の自由度の高さが長所だという。シーデックのシステムは、まずシートの素材はシーデックが製作して、無地で色だけ付いたシートを送り出し、そのシートに細かいデザインなどの加工を施し、ボートへ施工するのは、世界各国にある、シーデックが認定した認定加工業者が担当するという仕組み。だから、オーダーに合わせていろいろなアレンジが可能なのだ。
基本的には2枚貼り合わせた色違いのマットの上側を彫ることで、下側のマットの色を出しつつ立体的に仕上げるというもの。写真左下はレーザー処理で木目を焼き付けたもの。既成のデザインから選ぶという選択肢しかないほかのEVAマットと比べ、シーデックはかなり複雑なオリジナルパターンにも対応可能なのが魅力だ
シートの断面。素材の厚みは6ミリがベーシックだが、用途によって3~23ミリから選べる。23ミリはパワーボート系など、50ノットくらいで走るようなボートに使う仕様
認定加工業者はアメリで研修を受け、加工用の機械も導入する。また加工にはしっかりとしたマニュアルがあって、世界のどこで作ったものでも、まったく同じに仕上がるように厳格なルールが定められているそうだ。
日本で唯一のシーデック認定加工業者であるリガーマリンエンジニアリングでは「最初に船用のEVAマットを送り出したのがシーデックですし、シェアもトップ。ナンバーワンのブランドだと思って、僕らも誇りをもってお付き合いしています。またシーデックは研究にも熱心で、素材をしっかりテストして、常にシーデックが一番よいという状態を保っています。正直、値段だけならもっと安いものもあるんですが、一番の素材を扱いたいと考えて、シーデックを選びました」と自信を持って取り扱っている。
デザイン加工はリガーマリンエンジニアリングの工場で行う。シーデックのシートは200×100センチサイズで送られてくる。人気カラーはリガーマリンで在庫しているため、デザインが決定すれば結構すぐに加工可能
なお、見た目だけでなく、防滑性もアップするうえに、柔らかくてクッション性があるため疲労が軽減される点も見逃せない。航行回数が多い人ほど、その有用性を実感しているのかもしれない。
そんなシーデックが貼られたクーラーボックスが販売中。保冷力の高いハードクーラーのふたにシーデックが貼られており、別料金で文字やロゴなどを入れることができる。15L~120Lまでと幅広いサイズ展開なので、ボートの大きさに合わせて選択可能。船名の入ったクーラーボックスが、船内にさりげなく置いてあったらカッコイイこと間違いなし!
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◇シーデック・マット付きクーラーボックス 15L◇
●外寸法:45×34×33cm ●内寸法:30×23.5×25cm ●カラー:ホワイト、タン
◇シーデック・マット付きクーラーボックス 25L◇
●外寸法:49.5×37×35cm ●内寸法:39×29.5×27.2cm ●カラー:ホワイト、タン
◇シーデック・マット付きクーラーボックス 35L◇
●外寸法:57.5×40×38.5cm ●内寸法:45.2×29×30cm ●カラー:ホワイト、タン
◇シーデック・マット付きクーラーボックス 65L◇
●外寸法:78×47×41cm ●内寸法:63×34×32cm ●カラー:ホワイト、タン
◇シーデック・マット付きクーラーボックス 75L◇
●外寸法:87×42.6×46cm ●内寸法:70.5×30.5×35cm ●カラー:ホワイトのみ
◇シーデック・マット付きクーラーボックス 120L◇
●外寸法:110×45.5×53.2cm ●内寸法:93.4×32.1×41.9cm ●カラー:ホワイトのみ
手入れは水で流して、専用洗剤や中性洗剤をかけて柔らかいブラシで洗うか、高圧洗浄だけでもきれいになるそうで、魚の血なども簡単に落ちるという。
まずはクーラーボックスで、シーデックを体験してみてはいかが。
(掲載商品に関する販売のお問い合わせ)
KAZIオンラインショップ シープラザ
TEL:03-3434-0941(平日9:30~17:30)
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