通常の12ボルト鉛バッテリー(サブバッテリー用)の代わりに使える、リン酸鉄リチウムイオンバッテリー「RT12100G31」が発売された。
オートキャンプなどのアウトドアユース、非常時の災害対策などにも使用可能なバッテリーで、防水仕様なのでボートでの使用にも最適。ヒーターが内蔵されており寒冷地での使用も安心で、大電流での放電が可能、長寿命(25℃環境下で従来の鉛電池の約3倍)を誇り、最大4直列/4並列までの連結が可能。バッテリーマネージメントシステムを搭載し、ブルートゥースでつないだスマホで残量をチェックすることもできる。従来の鉛電池の半分以下となる13kgという軽量でコンパクトなサイズも大きな特徴だ。
サイズは325×173.5×226mmと、一般的な鉛バッテリーと変わらない
鉛電池の場合、大きな電流で使用し続けると極端に放電時間が短くなるが、リチウムイオンバッテリーは、より長い放電時間が確保できる
従来の鉛電池は約30kg。「RT12100G31」は、その半分以下となる13kgという軽さで、とても扱いやすい
なお日本では、リチウムイオンバッテリーは小型船舶のエンジン始動用バッテリーとしては使用が認められていない。しかし、その扱いについて日本小型船舶検査機構(JCI)と、現在協議中とのこと。現時点ではサブバッテリーとしてのみ使用可能だが、ボートでもさまざまな電気製品を使う用途は増えており、高いニーズが見込まれている。
(文=舵社/小川佳文 画像提供=セイキ)
リン酸鉄リチウムイオンバッテリー「RT12100G31」
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