【Sea"Trip"Style】#4 浜名湖/湖周遊クルーズ

2021.07.07

釣りガール・晴山由梨ちゃんが、ヤマハマリンクラブ・シースタイルの各地のホームマリーナを訪れ、その海域でレンタルボート遊びを満喫する、月刊『ボート倶楽部』の連載「Sea"Trip"Style」。
舵オンラインでは、その連載で過去に訪れたホームマリーナの魅力を、誌面では紹介しきれなかったオフショットとともに、あらためてご紹介したい。


今回は、2021年6月号で訪れた、ヤマハマリーナ浜名湖(静岡県)での遊び方。
まずは、紹介動画をご覧あれ!

※本記事の取材は2021年3月に実施したものです

 

浜名湖は、静岡県西部に広がる日本で10番目に大きな湖で、淡水と海水が入り混じった汽水湖だ。
湖内では、フィッシングやクルージングだけでなく、トーイングも盛んで、多彩なボート遊びができる。が、湖内は浅いところが多いので事前にマリーナスタッフに要確認だ。
釣り物も非常に多彩で、湖内ではシロギス、アジ、カワハギ、クロダイ、キビレ(キチヌ)、シーバス(スズキ)、ヒラメ、マゴチ、マダコなどがねらえ、南の今切口(いまぎれぐち)から外洋に出れば、タチウオやマダイはもちろんのこと、カジキやマグロ類などの大物から、アカムツなどの深場の魚と、うれしい魚種のオンパレードだ。

 

ヤマハマリーナ浜名湖
浜名湖で最も西に位置するマリーナで、クラブハウスは2020年10月に存在感抜群の大きな建物にリニューアルされ、どこにいても気持ちよく過ごせる設計がされている。
シースタイル利用者専用ルーム、簡易ルーフ付き浮桟橋なども整備され、アフターボーディングもくつろげるのは魅力の一つ。

〒431-0411
静岡県湖西市入出字長者1380
TEL:053-578-1114
定休日:月・火曜日
営業時間:9:00~17:30(7~9月は18:00まで、12~2月は17:00まで)

明るい雰囲気のシースタイル専用ルーム。湖内の危険個所や航路などがひと目でわかる案内図などの掲示もあり

 

今回、由梨ちゃんが楽しんだのは湖内周遊クルーズ。本当は豊富な魚種がねらえる釣りや、穏やかな湖面でのトーイングなどにも挑戦したかったのだが、取材時期はまだ水温が低く、どちらも厳しい状況だった。
だが、浜名湖には見どころがたくさんあって、1日では回りきれないほど。上陸できるところも多いので、早速、今回のクラブ艇、ヤマハAS-21 WBに乗ってクルージングへGO!

──となるところが、この日は風が強く、行けるところが限られているということで、近場を中心に回ることに。

 

マリーナから出てすぐに見える真っ赤な橋、新瀬戸橋をくぐると猪鼻湖(いのはなこ)に入れる。写真後ろに見えるのは猪鼻湖神社で、鳥居の先の湖上に突き出ている大きな岩が猪の鼻のような形に見えることから、付いた名だとか

 

猪鼻湖神社には、陸からも訪れることができる。ボートから降りたあと行ってみたが、ゴツゴツした岩肌を歩くので、スニーカーがオススメ

 

この日は北風だったこともあり、猪鼻湖内は波が立って走りづらかったので、ここは断念して、浜名湖北東部にある舘山寺エリアへ。ランチをいただきます。

 

遊園地や宿泊施設などが建ち並ぶ温泉街、舘山寺エリアをバックに。このあたりは風裏になったからか、少しは風が落ち着いていた

 

舘山寺にある桟橋に着岸。パイプと木で作られた桟橋だが、しっかりとしていて、安心してボートを留めておける

 

桟橋は舘山寺の目の前。間違えようのないランドマークだ

 

ここへはランチで上陸。いただくのは、浜名湖名物のウナギ! 由梨ちゃんがいただいたのは「蒲焼まぶし丼」(2,530円)。ひつまぶしだから、いろいろ食べ方や味わいが変わって楽しくペロリ♪

 

ランチのあとは、せっかくだからと舘山寺を散策。階段がたくさんあって昇り降りが大変だったけど、ウナギパワーで乗り切る! 

 

由梨ちゃんがおみくじを引くと、これでもかってくらいいいことが書いてなかったので、しっかりと高いところに結んでみたり。さらに階段を登ると、お寺の上に観音様がいて、それが、とある有名人にそっくりだからぜひ行くべしと言われ、登っていったのでした。似ているのは二人いると言われていて、見る角度によってはどちらも似ていましたよ♪

 

ランチのあと、ますます風が強まってきたので、この日はこれにて終了。
翌日は、前日に行かれなかった、浜名湖の南部へ! ここからは、クルージングの魅力が伝わるよう、写真での説明とさせていただく。

 

翌日は、前日がうそみたいな凪の中、湖の南へと走る。トーイングしたくなるようなつるつるの湖面と、思わず入りたくなる水色のきれいさに気分は爽快♪

 

まず向かったのは、JRの鉄橋下。新幹線と在来線の両方を間近に見られるところで、運がよければ、両方の車両が通るタイミングをねらえる。この日は、ものすごい速さで通り過ぎる新幹線を間近に見られた

 

次に向かったのは、浜名湖南西部にある狭い水路。穏やかな水面と間近に迫る住宅や河原、そしてぎっしりと並んだフネ、フネ、フネ。南側から入って北側へ抜ける予定が、水面の高さにより最後の橋が抜けられず、戻ってきた

 

その後は、東へ向かい、浜名湖のシンボル、弁天島の鳥居へ。冬になれば、鳥居越しに夕日が沈む光景が見られるのだとか。湖上から見るのは格別なものの、このあたりは水深が非常に浅いので、マリーナスタッフ同伴でなければ行かないほうがいいかも

 

この日のランチは、東急マリーナ浜名湖へ。ここは、「東急リゾートタウン浜名湖」内にある整備された小さな港だ。ここにボートを留めて、目の前の「アメリカンBBQダイニング浜名湖」にてバーベキューランチ! いろいろな種類の肉がたっぷりあって、お腹いっぱい!

 

帰りに少しだけシーバスねらいでバイブレーションを投げてみるも、やはり水温が低いからか、アタリはなく、帰港となった

 

こうして湖をしっかりと満喫したクルージングは終了。何度行っても発見が絶えない、魅力あふれる湖、浜名湖。
「今度は水上オートバイでも遊んでみたい♪」と由梨ちゃん。多彩なボート遊びも体験すべく、次回を楽しみにしたい。

 

『ボート倶楽部』2021年6月号には、マリーナの周辺情報も掲載。ボート遊びの帰りに立ち寄れる食事処や観光スポット、お土産などが紹介されている

 

(文=BoatCLUB編集部/茂木春菜 写真&動画=舵社/山岸重彦)

 

※本記事は『ボート倶楽部』2021年6月号より抜粋。バックナンバー電子版最新刊も、ぜひご覧ください。


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