ディンギーでのタッキング&ジャイビングを学ぶなら、安定したマルチハルで練習するのがいいらしい。 ということで、海ガールの矢口あやはあんが、トライマランディンギー、wetaでタッキングとジャイビングに挑戦。 サイドのウエイトフロートのおかげで、オーバートリムや、回頭後の切りあがりでも、ヒールしにくいwetaならば、ハンドリングに集中した操船ができるはず。 では、Weta Marine Japanの青木 守先生に教わりながら、特訓開始!
まずは、上手回し=タッキングから~
(1)
メインシートブロックがティラーの前にあるwetaは、エクステンション後ろ回しでのタッキングがいい。エクステンションの根元を持ってエンドを風下に回す
(2)
エクステンションを後ろ回しで、風下側に出したら、そのままティラーをおしてタッキング開始。メインシートは軽風ならカムしたままでオッケー
(3)
バウ(船首)が風位を越えたら、新しい風上サイドに移動して、メインシートのトリム開始。新wetaのジブはオートタックなのでラクチンです
(4)
しっかりとクローズホールドまで落として(ベアアウェイ)して、タッキング完了。メインシートトリムが多少きつくても、ヒールは軽微。ステキなヨットだ
タッキングができると一気に世界が広がります
次は、下手回し=ジャイビングを~~
(1)
タッキング同様、エクステンションを先に風下側に回して、スタンバイ。そのままティラーを引いていく
(2)
下手回し。バウが風位を越えたらジャイビング。wetaはブームレスなので、ヘッドケアは最小限で
(3)
新しい風上に座ってジャイビング完了! 切りあがってもヒールは少なく、落ち着いて回頭できます
ジャイビングができれば、wetaで一番楽しいダウンウインドセーリングを堪能できます!
波と友達になれるのも、wetaならでは♪
ウエイトフロートにつかまって……、wetaに魅了されたあやはさん。これからのセーリングライフに激震走る?
セーリングのあとはギターでシンギング♪ 青木守先生(右)、ありがとうございました!
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江の島ヨットハーバーから烏帽子岩を目指しつ、タッキングとジャイビングの練習をした海ガールの矢口あやはさん。 マルチハルでの練習は、かなーりいい感じでした。 次は……、レーザー級にもチャレンジしてみましょうぞ! オリンピック艇種での特訓は近日公開予定です。
(文=Kazi編集部/中村剛司 画像=舵社/山岸重彦)
※本記事は月刊『Kazi』2020年11月号にも掲載。バックナンバーおよび電子版をぜひ
矢口あやは
Kazi誌にて連載「矢口あやは、海ガールはじめました!」執筆中。6月14日、大阪生まれ。ライター、ときどきイラストレーター。旅行誌やカルチャー誌を中心に、グルメ、歴史、美容などのジャンルで活動。生物が好きで2014年に狩猟免許を取得。夢はヨットで世界一周。
ブログ: https://ayaha-yaguchi.amebaownd.com/
インスタグラム: https://www.instagram.com/ayaha614/
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