精度の高い風予報を追加／マリンウェザー海快晴　舵オンライン │ 船遊びの情報サイト

精度の高い風予報を追加／マリンウェザー海快晴

2021.06.07

海の天気に的を絞った気象予報サービス「マリンウェザー海快晴」は、全国の沿岸8,000カ所以上のピンポイント予報をスマホのアプリやウェブで提供しているサービスです。ボート＆ヨット愛好家はもちろん、漁業関係者にも利用者が多いらしいですね。

個人的にも愛用しており、海に出る予定がなくても、なんだかんだ毎日チェックしてるかも？今年のGWに、いつものようにスマホで海快晴を開いたら、今までとはちょっとレイアウトが異なる情報が現われました。確認してみると、この情報は海快晴に新たに実装された「リアルタイム風予報」というものでした。

「リアルタイム風予報」の例

これは気象庁が提供する「局地モデル（LFM）」というデータを用いた予報で、そのポイントにおける風向・風速、天気、気温、降水量について、30分間隔で最大10時間先まで提供するもの。1時間ごとに更新されるので、精度が高いのも特徴です。
風や天気の急な変化を察知しやすくなるので、マリンレジャーにとっては心強いサービスといえるでしょう。

ちなみに、海快晴には従来から「2種の風・波予報」という予報があり、二つの予報を見比べることができました。今回、さらに「リアルタイム風予報」が加わって、もう一つの予報を見ることができるようになったわけです。

「2種の風・波予報」の例

気象予報サービスの利用で大切なことの一つは、この"セカンドオピニオン"をチェックすること。つまり複数の予報を見て、「どれも同じ予報」なら当たる確率が高いし、「サービスによって異なる予報」なら外れる可能性もかなりあると考えるのです。後者の場合、特に強風など悪い予報のほうに振れた場合のことを想定するのがポイントです。

多くの気象予報サービスでは予報は1種類ですから、このセカンドオピニオンを実践するためには、複数のサービスをチェックしなければなりません。一方、海快晴では、2ないし3種類の予報が見られるのです。「予報は外れることもある」という大前提を踏まえた上で、「海での安全に役立ててほしい」というポリシーが表れたサービス内容だと思います。

しかし、こんな有益な情報が手のひらの上で入手できるなんて、ホント、便利な世の中になりましたね。

（文＝舵社／クボタヒデヤ）