直感的に海底地形を把握できる/釣りドコに新メニュー追加

2021.03.14

航空測量大手のアジア航測が展開するウェブサイト「釣りドコ」。メールアドレスさえ登録すれば、高精細な沿岸の海底地形図が見られる無料サイトだ。
アプリではないためダウンロード不要。見たいときにアクセスすればいいので、端末のバッテリー消費を最小限に抑えられる。

 

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この海底地形図は、アジア航測が航空機で上空からレーザー測量した成果と、静岡県のオープンデータを元に解析している独自のもの。レーザーの特性上、水深20メートルくらいまでしか測量できないものの、非常に高精細で、沿岸部で遊ぶマリンアクティビティーの安全にも寄与するものとなっている

 

その釣りドコが新メニューを追加した(月額300円)。「もっと深いところの地形も見たい」というリクエストに応え、深いところの海底地形データも公開したのだ。それも“赤色立体地図”というアジア航測が独自に開発したマップに等深線データを加えたもの。

 

――赤色立体地図って?

等高線や等深線だけで表現された地形図では、地形変化が直感的にわかりにくいという問題点を、新たな表現手法を取り入れることで解決したもので、2002年にアジア航測が開発した。
人の目は赤色を感じる細胞が多く、濃淡や鮮やかさの差を敏感に見分けることができるそうで、赤色立体地図では、傾斜がきついところほど赤色が濃く表現されているという。また、白っぽいところは平らな地形、黒っぽいところはくぼんだ地形であることを示しているそうだ。

 

相模湾の赤色立体地図の一部。海底がぐっと落ち窪んでいる様子が一目でわかる

 

今回公開されたのは、東京湾から相模湾にかけての2,782平方キロメートル。海上保安庁の「沿岸の海の基本図」を元に、赤色立体地図を作成した上で等深線を作成したという。一見してすぐに地形が把握できるため、釣りに役立つこと間違いなしだ。

 

今回、公開されたエリア。今後、順次公開エリアを拡大していく予定で、次は関西方面の公開が予定されているそう

 

ユーザーがマップ上に釣果情報を投稿できるので、どの時季に、どの場所で、どんな魚が釣れたのかも見られる。魚マークをタップすると、釣果写真が見られるので、どんなサイズかもわかる上に、アップされた年月日までわかるのだ

 

ちなみに、赤色立体地図を見るには月額300円が必要だが、初めの1カ月は無料だから、まずは一度ごらんになってみては? 利用方法はコチラに詳しく書かれている。クレジットカードの登録が必須だが、無料期間中に登録を解除すれば支払いは発生しないので、ご安心を。

 

最後に、この赤色立体地図を元に、釣りドコスタッフが実釣した動画があるので、ご紹介。

アマダイ釣りに挑戦し、見事大物をゲット! うらやましい!!

 

(文=舵オンライン編集部)

 


 

「釣りドコ」へのアクセスはこちらから
https://turidoco.com/

(問い合わせ)
アジア航測
TEL:044-967-6100
http://www.ajiko.co.jp/


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