「ヴァンデ・グローブ」(単独無寄港無補給世界一周ヨットレース)に参戦中の白石康次郎選手の公式フェイスブックページに衝撃のニュースがアップされた。
投稿によれば、白石艇はメインセールを破損。これはオートパイロットの故障に起因する合計3回のワイルドジャイブによるもの。人員に異常はなく、今後、セールをおろして対応にあたる模様。
序盤からサバイバルの様相を呈しているヴァンデ・グローブ2020-2021だが、なんとかこの局面を乗り切ってほしい。遠く日本から強く祈るばかりだ。
(文=舵オンライン編集部)
※以下、白石康次郎選手のフェイスブック記事より引用(原文ママ)
【お知らせ】“DMG MORI Global One号“メインセール破損 単独無寄港無補給世界一周ヨットレース『Vendee Globe 2020-2021』に出場中のDMG MORI SAILING TEAM スキッパー 白石 康次郎に、以下トラブルが発生しましたので、下記の通り、お知らせいたします。
■経緯 日本時間:11月14日(土)19:50頃 UTC:11月14日(土)10:50頃 走行中のスキッパー白石 康次郎より、“DMG MORI Global One 号”のメインセール(2つ目のバテン上部)が破れたことを陸上のショアチームに報告しました。 船の自動操舵装置(オートパイロット)が作動しなくなり、2回ワイルドジャイブをしました。すぐさま予備のオートパイロットに切り替え対処を試みましたが、3回目のワイルドジャイブが起きました。この3回目のワイルドジャイブによって、メインセールが破れてしまいました。 上述の出来事は、ヘッドセールJ2/メインセール2リーフポイントで走行中のことで、35ノット以上の風が吹いていました。 現在、白石はメインセールを修繕するため、メインセールを降ろす準備をしており、風が弱まり次第、修理を始めます。 ショアチームは現在、白石に様々な問題解決策を提案しています。また、白石康次郎は無事で、メインセール以外に船への大きな損傷はございません。
photo by Kojiro Shiraishi / DMG Mori Global One