昭和の時代から愛され続けるトリスハイボールの「アンクルトリス」の生みの親で、無類の船好きとして知られる画家、柳原良平さんの特集展示「橋と船の博覧会」が、横浜みなと博物館内の柳原良平アートミュージアムにて開催される。期間は5月8日(木)~11月16日(日)。今年で没後10年を迎える柳原さんが描いた、国内外の橋と船を題材にした作品が約20点展示される予定だ。
子どもの頃から船の世界に強い関心を持ち、多くの船や港に関する作品を生み出し続けてきた柳原さん。その軽妙なタッチで描かれる親しみやすい作品の数々は、柳原さんの没後もなお多くの人たちに愛され続けてきた。生前、自身のエッセイにて「橋は渡るものでなくて海から眺めるもの」と記した柳原さんの作品には、外側から望む橋と船が見事に調和したものが多い。
客船や貨物船が橋の近くを航行する場面がキャッチーに切り取られ、それが簡潔な線と切り絵的なデザインで巧みに表現されている。自然と脳裏に刻まれるようなそんな作品の数々を鑑賞すると、柳原さんの作品が長年にわたって多くの人たちに愛されてきた理由が分かる。
「KAZIオンライン」では、そんなすてきな作品の一部をちょこっと紹介!
「ボクふねにのる」
「横浜鉄の橋今昔」
「アムステルダム横浜入港」
「Paris」
「上海郊外周荘」
横浜に開かれる、橋と船の世界を巡る小さな扉。ぜひ会場に足を運び、柳原さんが作り出す素敵な旅に連れて行ってもらおう。
柳原良平アートミュージアム 特集展示「橋と船の博覧会」
会期:2025年5月8日(木)~2025年11月16日(日)
休館日:月曜日(祝日にあたる場合は開館し、翌日休館。6/2(月)、8/12(火)、9/22(月)は特別開館)
会場:横浜みなと博物館 柳原良平アートミュージアム 〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい2-1-1
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
入館料:一般/500円、65歳以上/400円、小・中・高校生/200円
問い合わせ:横浜みなと博物館 柳原良平アートミュージアム TEL: 045-221-0280
ホームページ:https://www.nippon-maru.or.jp/20250417-15613/
※横浜みなと博物館の入館券で見学できます。
※毎週土曜日は小・中・高校生は共通券が100円の特別料金となります。
※本イベントは横浜フランス月間2025の関連イベントです。
(文=有賀航平/Kazi編集部 画像提供=帆船日本丸記念財団)