2馬力ボート釣行記〈マルコ〉が航く/#4葉山沖でアオリイカねらい

2022.06.07

月刊『ボート倶楽部』で連載中の2馬力ボート釣行記「〈マルコ〉が航く」。
2馬力ボート〈マルコ〉(アキレスLF-297IB/スズキDF2)に乗って、筆者・丸山 剛さんが、相棒のM嬢と一緒にあちこちを釣り巡る連載だ。
舵オンラインでは、その釣行記の内容を、かいつまんで再掲したい。

今回は、2022年7月号に掲載された、相模湾の葉山沖でアオリイカをねらった釣行をご紹介する。
※本記事の取材は、2022年5月に取材したものです


今回の出艇場所は、神奈川県・葉山公園。
神奈川県葉山町にある県立の公園で、駐車スペースは多く、トイレも、水道もある。駐車場は、土・日・祝日、7~8月と年末年始は有料となるので、注意したい。
エントリーする砂浜は、駐車場から少し距離があるので、ドーリーが必須装備となる。

 

基本は8:00~18:00の利用時間だが、この取材日は、開門が7:00となっていた。公園前の道幅は狭く、開園を待つのは迷惑となるので、基本的に8:00を目指して行きたい

 

時間がそれほど早くないこともあるが、駐車場は人家から距離があるため、電動ポンプの使用は可能だ

 

駐車場から出たら、公園前の道を右に50メートルほど行くと砂浜があり、そこから入る。このように段差や勾配はないものの、少し距離があるのでドーリーが必須だ

 

今回のターゲットはアオリイカ。エギングのキャスティング釣法でねらう。

 

いざ、出艇。北東の風が少し強いが、このあと落ちてくる予報だ。北風だから波は立っておらず走りやすい。長者ヶ埼の沖側の岩礁に沿って流すべく向かう

 

パラシュートアンカーを投入して、早速釣り始める。水深は6~8メートルくらい。岸側へ向かってエギをキャストする

 

ひと流しで200メートルくらい流すもアタリはなし。その後、何度か流し変えるも一向にアタリがない・・・。
予報通り、だんだんと南風に変わっていき、今度は沖から岸へ向かって流されるようになった。そんなとき、丸山さんに待望のアタリが!

 

釣れ上がったのは、独特の網目っぽい模様が特徴的なスナダコ。なにやら軟体系の乗りを感じたため、すかさずアワセを入れてテンションを緩めずに巻き上げた結果だという

 

待望の釣果だったが、このエリアではタコの採捕が禁止されているので、残念ながらお帰りいただいた。食べると美味なタコらしいので、機会があれば食べてみたい。

このあと、南風が強くなる中ねばってみたが、相変わらずアタリはなく沖上がり。引き潮だったため、かなり砂浜が長くなっていて、釣れなかったという心理的要因も相まって、ボートの重みが増したように感じる。

駐車場に戻って片付けをし、ボートなどを乾かしているときに海を見たら、白波が立っていて、いいタイミングで帰ってこれたとホッとした。

 

2020年の4月頭に、同じ葉山公園から出艇して釣ったアオリイカ。このときは300グラムと500グラムの2ハイが釣れたので、今回も同様に釣れると思ったのだが・・・

 

駐車場に十分なスペースがあるので、後片付けも楽にできる

 

葉山公園にはトイレの隣に水場があるが、この前ではボートなどを洗ってはいけない。水を運んで使うためのペットボトルやタンクが置いてあるので、これらを広いところへ持って行って使い、使い終わったら、次の人のために補充して置いておく

 

(まとめ・写真=BoatCLUB編集部/M嬢)

 


丸山 剛(まるやま・つよし)
1962年生まれ、神奈川県在住。海、山、川、湖とフィールドを選ばず全国を飛び回るプロのアウトドアカメラマン。可搬型のボートを各種乗り継ぎ、現在は2馬力ボートに落ち着いた。

 

※本記事は『ボート倶楽部』2022年7月号より抜粋。誌面では、筆者の視点により、より詳しい仕掛けや釣り方、ポイントの選定方法、ボートの流し方などの解説が掲載しているので、要チェック! また、気になる人は、バックナンバー電子版最新刊も、ぜひご覧ください。

 


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