美しき多島海、さきしまマリーナから英虞湾を巡る
2023.03.30舵オンラインの記事および、『Kazi』2022年12月号でも紹介して話題となった「セーラーの秘密基地」。その取材で大変お世話になった、英虞湾のさきしまマリーナ。
美しい入り江が広がる日本の多島海、英虞湾の南東部に位置する、静かなマリーナだ。
ロケーションは息をのむほどの美しさ。しかし、ハーバーマスターの福田清朗さんは、いつでもガハハハと笑顔が絶えない愉快なアニキである。
英虞湾は真珠養殖が盛んな地であることは有名だが、実は福田さんはその真珠養殖業者の3代目。しかし、なぜか家業を継がずに祖父と父が所有した土地でマリーナ運営などをしている。もうすでに楽しい方だ。
そんな福田さんは、まさに英虞湾の生き字引。ぐるりと英虞湾を案内していただきました♪
〒517-0701 三重県志摩市志摩町片田対上3765
TEL: 090-2238-9879
サグラダファミリアのように少しずつ改装を繰り返している（笑）マリーナ。英虞湾湾奥の静かな入り江にある、美しき楽園なのだ
2014年ごろにオープンした、さきしまマリーナ代表の福田さん（左）と、友人の田口さん。頼れるアニキたちだ
さきしまマリーナの全景。英虞湾の物件は海からのアクセスしかできないものが多い。土地を購入する場合、国道までの土地も購入しなければならない。さきしまマリーナも車を入れるためにかなりの土地を購入した
間崎島
福田さんがまず案内してくれたのが、英虞湾の中心に位置する間崎島。真珠業者も多く、観光客向けのショップも多数。そして何より、島西端にある間崎島ビーチが楽しい。福田家では毎年お孫さんたちを連れて、ここで海水浴を楽しむのが定番とのこと
英虞湾は空中線（電線）に注意が必要。これはヨットが航行できるようにと、福田さんの働きかけで高さ16.5mだった電柱を21.5mまで引き上げてもらったもの
とある空中線、誰かのマストが接触したあと・・・
英虞湾の 桟橋つきの宿泊施設
船舶が重要な足として機能する英虞湾には、ヨットやボートで訪れることが可能なホテルや旅館がいくつかある。しかし、かつては受け入れがあったが現在は中止した施設も。利用の際は事前に連絡するのがベターだ
アマネム
TEL: 0599-52-5000
元ヤマハのマリーナなので、係留施設は完璧。上架施設もあり、ここで船底整備をする地元セーラーも多い。宿泊施設はまさにラグジュアリー。ヘリポートもあります
檜扇荘
TEL: 0599-43-0077
1970年創業、総ヒノキ作りの老舗旅館。真珠棚を改装したビジター用の桟橋もあり。旅館所有のグランドバンクスによる英虞湾クルージングも人気だ
さきしまマリーナのおもてなし
秘密基地の探索の途中、ランチを取るためマリーナに帰着。急に来るから何もないよと言いながら、フライパーティーがはじまりました
田口さんは料理の達人。パパっとアジフライを揚げる！
こんがり揚がったアジフライ。サクサク！
ウツボの干物のフライ。まじでうまい！
福田さん、田口さんと会うときはいつもこうなっちゃう。おいしいお酒と食事、ありがとうございました
漁具のガラス玉
ハーバーベルもおしゃれです
こういうマリーナライフもいいものです♪
（文＝Kazi編集部／中村剛司 写真＝舵社／山岸重彦）
※関連記事は、月刊『Kazi』2022年12月号にも掲載。バックナンバーおよび電子版をぜひ
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