待望の大型モデルがデビュー!|アクソパー45XCクロスキャビン

2022.05.11

近未来的でスタイリッシュなデザインと抜群の航走性能から、世界のマーケットを席捲しているのが、フィンランドのアクソパー(Axopar)。定番の28を中心に、37、22といったモデルをラインアップしており、日本でも大きなヒットを収めている。

そんなアクソパーではあるが、4月27日にマヨルカ島(スペイン)で催されたイベントで、待望のニューモデルがリリースされた。

ワールドプレミアとして発表されたのは、これまでのラインアップでは最大のサイズ(全長13.97m)となるフラッグシップ、「アクソパー45XCクロスキャビン」だ。角ばったキャビンハウスを備えたウオークアラウンドの船外機艇というスタイルはそのままに、圧倒的な航走性能、そしてより快適な船上ライフを過ごすことのできる一艇として、サイズメリットを存分に生かした魅力的なモデルが誕生した。

 

28や37で見られた特徴的な黒いラブレールはなくなり、ガンネル周りには22と同様のデザインが採用されている。今回のワールドプレミアでは、第一弾として「XCクロスキャビン」がリリースされたが、このあと、オープンタイプの「スパイダー」、Tトップを備えた「T-Top」など、同じハルを用いた別バージョンがリリースされる予定となっている

 

これまでのアクソパーにはない、圧倒的な広さと開放感を誇るキャビンハウス。写真では手前側(船尾側)に向けられているが、前方に独立した三つのシートが備わっている

 

船首側から後方を見たところ。ドライバーズシート(写真手前)の後ろには、バーベキューコンロとシンクを備えたウエットバー、その後方にラウンジエリアが設けられている。天井には電動式のサンルーフが備わり、両サイドには大きなスライドドア。窓面積も大きく取られ、実に開放的な空間となっている

 

ヘルムステーション周り。アクソパーらしい、スポーツカーにも通ずるスタイリッシュなデザインが採用されている。アクソパー独自のインターフェースがインストールされた、シムラッド製のタッチパネル式マルチファンクションディスプレーが備わる

 

これまで37のみ実現していたフォアキャビンも、当然ながら備わっており、より広々とした空間が備わっている。天井はガルウイング式で開閉し、船首エリアへのアクセスも可能だ

 

フォアキャビンの手前右舷側には、独立したヘッドルーム(トイレ&シャワー)も備わっている

 

圧巻ともいえる船首のラウンジエリア。前方には大人二人が横になれるサンベッドが設置されているほか、後ろのガルウイング式の開口部にもシートを設置することが可能だ

 

ワールドプレミアでお披露目されたボートは、マーキュリー・ベラード船外機(300馬力)の3基掛け。最高速度は45ノットにも達するという

 

このボートを拠点に、さまざまなアウトドアアクティビティーを楽しめるようにというのが、XCクロスキャビンのコンセプト。スポーティーであり、またラグジュアリーな感覚も備えた魅力的な一艇だ

 

ハルは、独自に開発されたステップトハルが採用されている。水の抵抗を減らすことで、高速走行と燃費向上を図っているものだ

 

アフトキャビンを設置したバージョンも用意されている

 

これまでのアクソパーにはない、新しい魅力が満載の「アクソパー45」シリーズ。注目の一艇であることは間違いない。

 

(文=舵社/安藤 健 写真=Axopar Boats)

 


Axopar 45 XC Cross Cabin

●全長:13.90m
●全幅:4.11m
●喫水:0.85m
●排水量:7,000kg
●燃料タンク:1,390L
●清水タンク:280L
●エンジン(船外機):300馬力×3

(問い合わせ)
オカザキヨット
045-770-0502 / 0798-32-0202
https://okazaki.yachts.co.jp/

 

アクソパー45の各部紹介動画はコチラ↑↑

 


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