フワフワ食感のアオハタフライwithクリームソース煮|絶品!釣魚料理

2025.04.20

久しぶりの遠征で京都は伊根へ向かったMr.ツリック。有名な伊根の舟屋の近くの貸しボート店でフネを借り、オリジナル仕掛けの「刺繍カブラ」でアオハタなどを釣って楽しんだ。というわけで、今回はアオハタを使った料理です!(舵オンライン編集部)

◆実釣の様子はコチラ
伊根の舟屋を船上から見学できる超貴重な貸しボート店/YOLO屋

 

 

アオハタのフライクリームソース

――アオハタのウロコは細かくて取りにくく、皮が厚いのでフライなら皮なしで

 

アオハタだってハタの仲間、まずいワケがない。でも、アオハタはほかのハタより若干身が柔らかめ。軽く煮付けるとフワフワの食感になる。ところが、揚げると身が締まる。なので、みんなが大好きなフライにした。それを季節の野菜のクリーム煮とマリアージュしてみた。

完成写真で一緒に写っているピンク色のお酒は、伊根の向井酒造で購入してきた伊根満開という古代米で造ったロゼカラーの日本酒です。ほのかな酸味と甘みが特徴。

 

【材料】

●ハクサイ 1/8個 ●タマネギ 1/2個 ●ニンニク 1かけら ●赤パプリカ 1/4個 ●ブロッコリー 適量 ●塩 適量 ●油 適量 ●バター 30g ●小麦粉 大さじ3 ●牛乳 300ml ●アオハタ 1尾 ●塩こしょう 適量 ●衣用の小麦粉・卵・パン粉 適量 ●揚げ油 適量

 

 

①ハクサイは1/8個程度をザク切りにする。タマネギ半分は荒ミジン切りに。ニンニクは1かけらをスライス。パプリカは1/4個を細切り。なお、ハクサイはキャベツ、パプリカはニンジンなど、作る季節により旬の野菜と交換可能です

 

②ブロッコリーは小房ごとに切り分けて水洗いしておき、塩を入れた熱湯で2分半ゆでる。ゆであがったらザルに取り、冷水ではなく保冷剤やファンなどで冷やす。ブロッコリー以外に、アスパラ、チンゲンサイ、ピーマンなどでもOK

 

③少量の油を入れたフライパンでニンニクスライスを炒め、香りが出たら焦げる前に取り出す。そのあとに、タマネギを入れて、弱火で焦がさないようじっくりと透明になるまで炒める。ここで手を抜くとソースに甘みが出ないので時間をかけること

 

④ ③にハクサイの硬い部分から入れて炒め、硬い部分に火が通ったら火を止める。バター30グラムを入れて野菜とよくからめる。それから小麦粉大さじ3を入れてよく混ぜる。あとは牛乳300ミリリットルを少しずつ入れてよくかき混ぜ、加熱してとろみを付ける

 

⑤アオハタは頭と内臓を取り、三枚におろし、皮をひいて、血合い骨、腹骨を取り除く。片身を3 ~4切れに切り分け、少量の塩こしょうを振りしばらくなじませる。あとは、小麦粉、溶き卵、パン粉の順に付けてフライの衣をまとわせる

 

⑥180度に熱した油で⑤をキツネ色になるまで揚げる。揚げたあと油をよく切ってから④のフライパンの中のソースに入れてなじませる。ソースが冷めていたら加熱する。それを皿に移し、②のブロッコリーとパプリカをトッピングすれば完成

 

◆親父の小言

若狭から帰京した翌日。某月刊誌の編集長から大量のキメジ(キハダの若魚)とカツオをいただいた。どーせ、アータは釣りがヘタだから冷凍庫とか空っぽでしょう? ウチはもうストックするスペースがないのヨ、と。まぁみなさまも、釣りすぎたり大量にもらったりして、食べきれず困ったことがあるでしょう。そこで、赤身魚を家庭用冷凍庫に1カ月間放置したらドーなるのか検証。1カ月後、解凍してみりんとしょうゆにひと晩漬けて焼いてみた。普通にうまかった。

 


須藤恭介(すとう・きょうすけ)
愛称、Mr.ツリック。長年、月刊『ボート倶楽部』の筆者として活躍。釣りだけでなく、優れた料理の腕前で、釣果料理のノウハウを紹介している。

※本レシピは月刊『BoatCLUB』2024年11月号に掲載されたものです。最新号もよろしくお願いします!

 

(文=須藤恭介[Mr.ツリック] 写真=『BoatCLUB』編集部)

 


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