
月刊『Kazi』誌の人気連載、「おいしいキャビン」(監修:西原佳江さん)で紹介した、ガーリックシュリンプのレシピを舵オンラインで無料公開します。
香ばしいニンニクの香りがキャビンいっぱいに広がれば、海の上でも食欲は最高潮。プリッと弾けるエビに、オイルとガーリックの旨味が絡む一皿。フライパンひとつで完成する海のごちそうを、ぜひご堪能あれ。
以下、フードコーディネーターの西原佳江さんが記した秘伝のレシピ帖と航く、“食の航海記”と共にお楽しみください。
暑い。
南中した真夏の太陽の強烈な日差しが、白い船体に降り注ぐ。弱い風が時折セールから抜けるが、船は微速前進。1人穏やかな航海だ。ただ真上の太陽がじりじりと英気を奪う。食欲がない。夏バテだ。
「少し涼もう」キャビンの扉を開けると、一気に空調の冷気に包まれる。その途端、暑さで仕事を放棄していた体が腹の音を鳴らし始めた。狭いキャビン。フライパンは一つ。だが料理はできる。そう、この西原佳江さんのレシピ帖があれば。輝いて見えたのは「ガーリックシュリンプ」の文字。ニンニクの風味とバターのコクがエビの味をグッと深くした一皿だ。
鼻歌交じりに作り終え、思わず冷蔵庫からキンキンのビールを取り出す。
…… 気づけば皿は空。暑さもどこかに消えていた。
ガーリックシュリンプ
「エビの背側の殻を切る際は、身ごと切ってしまっても大丈夫です! 今回使用した大きさ程度のものなら、表面がこんがり焼ける頃には中まで火が通っていますよ。アーモンドはにんにくと同程度の大きさに刻むと見た目もきれいに仕上がります」(西原さん)
【材料/2~3人分】
殻付きエビ(バナメイエビ)……200g(約18尾)
小麦粉……大さじ2
オリーブ油……大さじ2
ニンニク……2かけ
バター……10g
アーモンド……10g
A
塩……小さじ1/3
パプリカパウダー……小さじ1/3
レモン汁……小さじ2
【手順】
ニンニク、アーモンドをみじん切りにする。エビを水洗いし、尻尾の先、背側の殻をはさみで切って背わたを取り除く。水気を拭きながらAを入れたポリ袋に入れ、全体を揉みこむ
小麦粉を入れて全体になじませる。オリーブ油をフライパンに入れて中火で熱し、エビを重ならないように入れる。焼き色がついたら裏返し、同様に焼いたら取り出して火を止める
同じフライパンにニンニクを入れ、全体に油が回ったら弱火をつける。薄いきつね色になったらバター、アーモンドを入れて混ぜ、エビを戻しよく絡める。お好みでレモンを添える

◆今回の講師
西原佳江(にしはら・かえ)
油壺でレースやクルージングを楽しむフードコーディネーター。フライパン1個で作れる船上料理を提案
(文=Kazi編集部 写真=舵社 監修=西原佳江)
この記事は月刊『Kazi』2025年9月号に掲載された「船上料理の達人」を再編集したものです。
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