昨年は新型コロナウイルス感染拡大によって、12月のリアル開講が直前になってオンライン配信に変更されたモンベルの「冒険塾」。今年は、大阪会場でのリアル開講&オンライン配信というハイブリッドスタイルで行われることが決定しました!
この冒険塾、毎年豪華講師陣の旬の話が聞けるということで、好奇心旺盛なアウトドア愛好家に人気を博しているのはご承知の通りです。今年は、本サイト「舵オンライン」でも数多く登場していただいた、あの辛坊治郎さん(ヨット単独太平洋往復横断達成)のほか、2名のチャレンジャーが顔を揃えます。
(文=CANOE WORLD編集部/星野 淳 写真提供=モンベル、佐藤 ジョアナ 玲子、報知新聞社出版部)
この講師陣の方々、みなさんさまざまな分野で活躍していて俄然興味をそそられるのですが、ここでは冒険作家という肩書を持つ女性カヤッカー、佐藤 ジョアナ 玲子(Reiko Joana Sato)さんを少し取り上げたいと思います。
というのも、佐藤さんがアメリカの大学生だったときに体験したファルトボートによる旅の話が、とにかく面白いんですよね。その川下りの様子は近著(『ホームレス女子大生 川を下る in ミシシッピ川』(報知新聞社出版部 刊)に詳しいのでここでは割愛しますが、テント泊をしながらの3,000キロ旅は、カヌーイスト、カヤッカーならずとも思わず引き込まれること請け合いです。
(単身米国に渡り、獣医学関係の大学で必死に卒業を目指していた大学4年の夏休み直前、アパートを追い出されて宿なしに。勢い余って、おじいちゃんから譲り受けたファルトボートでミシシッピ川をメキシコ湾まで下る3,000キロの旅に出る──なんて、なんだかちょっといいでしょう?)
■『ホームレス女子大生 川を下る in ミシシッピ川』
報知新聞社出版部(刊)
価格:1,300円
そんなバイタリティー溢れる彼女が、今年、日本人女性としては初となる究極の耐久川下りレース「MISSOURI AMERICAN WATER MR340」に出場。アメリカのミズーリ川340マイル(約550キロ)を85時間以内に漕ぐ同レースは、その移動距離と制限時間から「世界最長のノンストップカヤックレース」とも言われる過酷なものです。
冒険塾では、そんなレースのことはもちろん、ミシシッピ川3,000キロのカヤック旅の一部始終から、どうして私は川を下るのかなど、たっぷり聞かせてくれるはずです。
なお、講演は、前述の辛坊治郎さんによる「ヨット太平洋往復横断単独達成! 131日間に迫る」や、世界約60カ国を単独徒歩で踏破している徒歩旅行家・吉田正仁さんによる「リヤカー引いて世界の果てまで」も予定されています。塾長は、モンベルグループ代表を務める辰野 勇さんです。
申し込みは11月8日(月)から。開催概要などは下記をご参照ください。
【開催概要】
冒険塾 2021
■ 日時 2021年12月11日(土)14:00~17:15
■ 開催場所
・大阪会場(モンベル本社)
大阪市西区新町2-2-2
・オンライン配信(Zoomウェビナー)
■ 受講料
[大阪会場]
・3,000円(モンベルクラブ会員、または山岳雑誌『岳人』年間購読者)
・3,500円(一般)
[オンライン配信]
・2,000円(一律)
大阪会場:先着60名
オンライン配信:先着500名
【申し込み】
11月8日(月)モンベルホームページにて受付開始予定
(問)冒険塾事務局(株式会社モンベル広報部内)
メール: bokenjuku@montbell.com
TEL:06-6531-5524(10:00~12:00 / 13:00~17:30 土日祝休み)
講師:辛坊 治郎(Jiro Shinbo)
「ヨット太平洋往復横断単独達成! 131日間に迫る」
講師:吉田 正仁(Masahito Yoshida)
リヤカー引いて世界の果てまで
塾長:辰野 勇(Isamu Tatsuno)
モンベルグループ代表
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