挑戦する気持ちを大事にしたい!|千葉県・印旛沼で「ごちゃまぜカヌー大会」開催

2025.10.11

「ごちゃまぜカヌー大会」——? こんなユニークな名前の大会が、千葉県佐倉市にある印旛沼の「佐倉ふるさと広場」にて10月18日(土)に開催されるそうです。
いったいどんな大会なのでしょうか。さっそくご紹介しますね!

(文=『CANOE WORLD』編集部/星野 淳 写真提供=@Press)

 

 

「ごちゃまぜカヌー大会」は、「障がいの有無」「経験の有無」「世代の違い」を越えて、誰もが同じ水面でカヌー、SUP、ラフティングにチャレンジできるというスポーツイベントとのこと。

主催は地域密着型企業である岩渕薬品部式会社で、「ごちゃまぜ」という言葉には、「パラの大会、パラではない大会と区別せず、“当たり前に“誰でも参加できる大会」にすることで「相互理解を深めたい」という思いが込められているそうです。

また、ビギナーやベテラン、若者や年配者なども関係なく、参加者一人ひとりの“挑戦する気持ち”を応援しよう、というのがこの大会の大きなコンセプトになっています。
なるほど、ごちゃまぜというネーミングは、言い得て妙ですね。

 

 

このイベントは、千葉県の観光コンテンツ高付加価値化促進事業の採択を受けており、今回、カヤック、SUP、ラフティングの三つの種目を用意したのは、印旛沼で遊ぶ選択肢を増やしたいという意図もあるそう。
今回のイベントを通じ、印旛沼の自然を舞台にしたユニバーサルツーリズムの普及と、地域のリブランディングも期待されています。

当日は、“ごちゃまぜ“に共感するトップアスリートの参加も予定されています。

 


当日参加予定のトップアスリート。左から井上 桜選手(JPSAロング史上最年少優勝、SUPサーフィンジュニア部門ワールドチャンプ)、井上 鷹選手(SUPサーフィンショート、ロング各部門ワールドタイトル獲得、ロングボード世界選手権銀メダル)、井上 楓選手(SUPサーフィン世界初の三冠ワールドチャンプ、世界初の二年連続二冠、三年連続SUPロングワールドチャンプ、ロングボード世界ランク11位)

 


長洲百香選手(カヌースラローム競技日本代表、ワールドカップ・カヤッククロスで日本人史上初の銀メダルを獲得)

 



■ごちゃまぜカヌー大会 開催概要
●日時
10月18日(土)
ビギナーや障がいのある方向け練習/地元農園でのきのこ狩り&BBQ(希望者)
10月19日(日)
本大会(開会式9:15~、競技10:00~)

●種目(一部)
・ユニバーサルの部(介助・配慮が必要な方向け)
・SUPの部
・カヤックの部
・団体の部(6人乗りラフトボート)

※参加者には、バリアフリー対応宿泊施設の紹介や、地元飲食店・観光地の案内も行います。スポーツと観光を結びつけ、地域経済にも波及する取り組みです。

※今後この大会を踏まえて印旛沼近隣の施設がバリアフリー化していく、さらにはユニバーサルスポーツの聖地としてほかの競技にも波及し、印旛沼全体の賑わいに繋がることを想定しています。

(問)ごちゃまぜカヌー大会事務局(岩渕薬品株式会社内)
TEL:080-2675-9881

 



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