『BoatCLUB』読者投稿／＃12 憧れのマイボート
2022.03.16読者のみなさまから寄せられたボート遊びに関するレポートを掲載している、月刊『ボート倶楽部』の読者投稿記事「進め！ BCフィールドレポーターズ」。
「舵オンライン」では、過去に掲載された記事の中から抜粋して再掲していきます。
＃12
いくつもの困難を乗り越え、ボートフィッシングを楽しむ｜林 裕一さん
●BOAT：〈裕恵丸〉（辻堂加工 エボシ315）
●FIELD：能登半島の外浦と内浦、富山湾
●TARGET：イカ、マダイ、タチウオ、アジ、カワハギ、根魚
約9年前から本格的に釣りにハマり、陸っぱりで3年、遊漁船で3年。
そして3年前、ついに、辻堂加工の中古艇、エボシ315をヤマハ6馬力船外機付きで購入しました。
購入までは悩みが山積み。希望するFRPボートだと、保管場所が確保できないという悩みとジレンマが一番大きかったです。
しかしある日、とあるブログで、FRPボートをつり上げて収納している画像を見つけました。
その瞬間、これだ！と目の前がパーッと明るくなり、次のステップに進むことができました。
その後、最難関であった“妻の承認”を全力のプレゼンでなんとか取り付けてからは、ボート探しにローン申請、免許取得などなど、トントントーンと話が進み、ついに手元に憧れのマイボートが届いたときは、本当に夢心地でした。
マイボート保管のつり上げ装置。「単管パイプの縦軸をカーポートの梁（はり）に乗せ、直交クランプで横軸を組む → 横軸の端にハンドルの役割をするパイプを取り付け → 横軸を回転させてロープを巻き取りつり上げる」しくみです。これなら、50キロ以上あるボートを手動で上げられます
費用も安く済みますし、何よりも楽しいので、作れるものは自作するようにしています。
左はスパンカー流しのときに役立つ推力減衰機。右はステンレスパイプをオールクラッチに差し込んで使うデッキライト。イカメタルで大活躍！
私の居住地からは、能登半島の外浦、内浦、富山湾と、いろいろな海へ日帰り釣行ができるのですが、特に富山湾は穏やかな海なので、荒れる日が多い冬場でも出船できる日が多いです。
うまい魚をうまい時季に最適な方法で釣るのが私のスタイルです。
左：冬から春先までの富山湾は、スルメイカがよく釣れる。憧れの沖干しがマイボートでできるように工夫しました。
右：マイボート1年目に、初めてのコマセ釣りで乗っ込みのマダイをねらって釣れた、マダイの姿造り
年明けから4月ごろまでは富山湾でスルメイカ。4～5月は能登方面でマダイや根魚。
6～7月は富山湾の夏タチウオ。8月は能登で赤イカ（ケンサキイカ）のメタルゲームやナイトアジ釣り。
9～10月はアオリイカのティップラン。アオリイカが少なくなってきたら富山湾の秋タチウオ。
寒くなってきたらタチウオとカワハギのリレー釣り・・・と、あっちこっち忙しくも楽しい一年です。
今後は、富山湾のアカムツやメダイ、タラ釣り、能登で落とし込み釣りなどにも挑戦したい・・・など考えつつ、釣果料理に舌鼓を打つ休日は、至福のひとときです。
（まとめ＝BoatCLUB編集部）
※本記事は、『BoatCLUB』2021年12月号に掲載された記事を一部抜粋したものです。最新刊およびバックナンバーもぜひご覧ください。
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