溺れる者はワラをもつかむ
流れの有無にかかわらず、海でも淡水でも、急な落水のときには誰でも慌ててしまい、正確な状況判断や冷静な行動を取ることは、かなり難しいのが実情です。
落水者は、できる限り肺に空気を入れて仰向けになって浮き、むやみに動かないことが助かる近道・・・と頭ではわかっていても、実際にそのような行動ができる人はまれ。ましてや荒天時となれば、なおさらでしょう。
落水者は、まず生きながらえる行動を取ること。暴れてもがいて体力を消耗することは、生存率を下げてしまいます。
次のステップとしては、周囲の人(船上の人)に落水したことを知らせるとともに、自分の位置を伝えて助けを求めること、これに尽きます。ライフジャケットに装備されている笛は、自分の存在を伝えるためのものです。
一方、救助する側は、体力を失った人間は想像以上に重く、船上への引き上げは困難をきわめることも認識し、自ら水に飛び込まないこと。自分の安全を確保しつつ救助できる方法を模索し、場合によっては救助要請を出すこと。天候、風波、水温、潮流、潮位変化などによっては時間との勝負になり、ときには自分の安全を確保することもままならない状況になるかもしれません。
そんな状況の中で、いち早く救助する手段の一つとして用意しておきたいのが、この「PLASTIMO(プラスチモ) レスキューライン」です。
レスキューラインのロープは20メートルあり、本体に収納されています。緊急時に本体(500グラムの浮力体のみ)を海に浮かぶ落水者に向かって投げ渡せば、短時間で救うことができます。船舶の場合は、直接落水者に届かなくとも救助者の周りを回ることで、確実に浮力体を届けることが可能。助けを急ぐあまり、焦ってむやみに船舶が落水者に近づくよりも、安全に対応ができるため、これは大変有効です。
また落水者は、浮力体を得た安心感とロープで船とつながっている感覚のなかで落ち着いて行動できるため、救助する側も冷静に対応することができるでしょう。
“ワラをもつかむ”落水者には、「PLASTIMO(プラスチモ) レスキューライン」一択。夜間でも見やすい黄色の浮力体が目印です。
PLASTIMO(プラスチモ) レスキューライン
●ロープ長:20メートル
●ロープ破断力:400キロ
●浮力体:500グラム
(文=舵社/吉池光浩)
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