魚探の見方vol.16 福島県いわき市沖で良型のヒラメを探して

2024.12.28

福島県いわき市のいわきサンマリーナから出艇し、ヒラメを釣ろうとインチクを垂らしてみましたが、残念ながらヒラメは釣れませんでした。やはり、普段慣れない海域で釣りをするのは難しいですね。とはいえ、そういう海域でさまざまな魚探反応を見ることができたことは大きな収穫でした。(『BoatCLUB』編集部)


●日時:2024年10月
●場所:福島県いわき市沖
●使用魚探:フルノGP-1971F
●状況:海に面した39の都道府県のすべてを一筆書きで巡りボート釣りを楽しむという旅の途中、福島県いわき市で、いわきサンマリーナから出港し釣りをしたときのこと。予報よりも北風が強く、本当はもっと沖へ行きたかったが、仕方なく岸寄りの場所で釣りをした。福島らしい大ビラメを釣りたかったが、残念ながら釣れなかった。

※トップ写真は、今回の日本一周の旅の途中、北海道江差沖で釣った大ビラメ

 

複雑な海底変化
GPSチャートに描かれた等深線からもわかるように、マリーナ沖の海底地形は変化に富み、攻略しがいのある魅力的な海域であり、あちこちに魚群が確認できた。魚探側画面内の直線状の軌跡はリトリーブ中のインチク

 

反応ごとの魚種判別
上層の魚群反応の正体はトウゴロウイワシで、下層の反応は小型のイサキ。この魚群反応ならヒラメが近くにいるはずだが、インチクへのバイトはなかった。もしかしたら生きた小魚をエサにした泳がせ釣りや落とし込み釣りのほうがよかったか

 

海底起伏を見つける
GPSチャートの等深線がほぼ平行で海底地形に変化がなさそうなエリアでも、実際にボートを走らせるとベイトフィッシュが集まっている海底起伏を発見できる

 

(文・魚探画面=小野信昭)

 

小野信昭(おの・のぶあき)
フルノ・フィールドテスター。ダイワ・フィールドテスター。日本全国、海に面した都道府県すべての海に愛艇〈友恵丸〉(SKTパーフェクター13)を浮かべた経験を持つプロアングラー。古野電気が運営するFurunoStyleでも、さまざまな魚探反応の読み解き方を解説している

 

本記事は、月刊『BoatCLUB』2024年12月号掲載の「小野信昭のチャレンジフィッシング そんなの無理ナンダイッ!?」から抜粋したものです。

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