
軽くて取り回しがよく、免許も船検も要らない2馬力ボートでの釣行記。今回は千葉県の沖ノ島海水浴場から出艇して、館山湾でシロギスなどの小魚を釣り上げ、それを生きエサにして泳がせ釣りをして大物を釣り上げるという、わらしべ長者の釣りをするべく向かった。
※本記事の取材は月刊『BoatCLUB』2025年1月号(2024年11月取材)に掲載した記事を再編、掲載内容は取材当時のものです
沖ノ島は南北に波打ち際があるため、風向などによっていいほうで出艇・帰着ができるので、安心してボート釣りが楽しめるのだ。近くの釣具店「マリンスポット釣吉」にて、ジャリメと泳がせ釣り用の鋳込みテンビンを購入して、沖ノ島海水浴場へと向かう。
沖ノ島海水浴場
夏場の海水浴シーズンは出艇できないので注意。また、水道は一切ないので、水の持ち込みは必須
●駐車料:無料
●施設:トイレ
早速、出艇準備を整え、この日は北風だったので、南側の砂浜から出艇。すぐに深くなるので注意が必要だ
釣りをスタートしたポイントでは、砂地が広がっていそうだったが、実際に仕掛けを落としてみると根掛かり&フグのオンパレードで仕掛けがいくつあっても足りない感じに。そこで、北側に移動し水深8メートルあたりでシーアンカーを入れて釣り始める。水深6メートルラインまで流し、今度は15メートルのポイントを流し直す。
M嬢に待望のアタリ。いいヒキをみせて上がってきたのは大きなシロギスかと思いきや、30センチくらいのエソ
その後、小生にも小さなエソが。これは泳がせ釣りのエサになりそうとキープして、泳がせ仕掛けのハリを掛けようとしたところで元気にジャンプして海に戻っていってしまった……
だいぶ浅いところまで流されたときに、またしてもM嬢にアタリ。よく引く魚だと思ったら、チャリコ(マダイの若魚)だった。「もう少し大きくなったら掛かってね~」とリリースする
今度は泳がせによさそうなサイズのトラギスが釣れたので、ポイントを変えたところで泳がせ仕掛けにセットして海中へ
2回の流しのあと、いい時間になってきたこともあり、そして、弱くなるはずの北風が強くなってきたこともあり、ふと沖に出して泳がせ仕掛けを落としながらジギングしてみるのもいいかと、水深20メートルを目指してボートを走らせる。ポイントに着いてシーアンカーを投入し、M嬢はタイラバ、小生は泳がせ仕掛けを投入しつつ、ジギングを開始した。
なんと1投目でM嬢にヒキの強い魚がヒット。水深がそれほどないので、すぐに浮いてきたが……
釣れたのは30センチ程度のマダイ。さきほどチャリコを「大きくなったら~」といってリリースしたが、違う個体とはいえ、それが本当になるとは
ジギングしながら泳がせ釣りのサオ先を見ていたら、コツンと揺れた。すぐにジグを回収してサオを持とうとした瞬間にサオ先が海中に引き込まれた。途端にアワセを入れる
水深が浅いので最後まで元気なヒキを見せて上がってきたのは40センチサイズのイトヨリダイ。予想していた魚ではなかったが、泳がせ釣り成功である
その後、ジギングにもタイラバにもエソが掛かり、短いながらも楽しめたので、これ以上風が上がる前に沖上がりすることにした
(まとめ・写真=M嬢/BoatCLUB編集部)
丸山 剛(まるやま・つよし)
1962年生まれ、神奈川県在住。海、山、川、湖とフィールドを選ばず全国を飛び回るプロのアウトドアカメラマン。可搬型のボートを各種乗り継ぎ、現在は2馬力ボートに落ち着いた。
※本記事は、月刊『BoatCLUB』2025年1月号より抜粋。誌面では、筆者の視点により、より詳しい仕掛け、ポイント、釣り方などの解説を掲載しているので、気になる人は、バックナンバーや電子版、最新刊も、ぜひご覧ください。